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2004/10/14

ホープス・アンド・フィアーズ/ KEANE

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今年の4月頃に発売されたUKロックバンドのデビューアルバムです。

友達に奨められて購入して見たのですが非常に良いアルバムでした。ロックバンドとは書きましたが、ギターレスの3ピースなのでピアノメインのポップス寄りと云った方が良いかも知れません。
いかにもUKらしい雰囲気の音楽で、コールドプレイほど先鋭ではなく、トラヴィスと較べても優しくて、レディオヘッドよりは聴き易い…と云った印象を受けました。
先行シングルで発売され邦版のCDにはPVも収録されている「Somewhere Only We Know」など名曲揃いの本アルバムですが、私が最も気に入ったのはヴォーカルのトム・チャップリンくんの声でした。
聴き始めた時には気付かなかったのですが、注意して聴くとクイーンのフレディ・マーキュリーにそっくりなのです。特にヒアリングと涎の垂れそうな息継ぎは'70年代前半の彼に本当によく似ています。曲も初期のフレディが書きそうなメロディのものもあったりしてチャップリンくんかフレディかと錯覚してしまうほどです。
英国でのクイーンの影響は絶大なものなので、チャップリンくんもフレディのファンなのではないかと思います。

私と同世代(30代半ば以降)の洋楽ファンは最近の新人が出したCDを聴かない事が多いと思います。しかしキーンのような若いロックバンドでも私達を楽しませてくれるアーティストが増えて来ているのも事実です。好みの差はあるでしょうが、ストロークスやホワイトストライプスなど、私達のあの頃を意識したアーティストが続々とデビューしています。最近の音楽はなどと云う偏見を捨てて新しい物に挑戦して見てはいかがでしょうか。
その手始めとしてキーンの本アルバムは最適だと思いますよ。

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