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2004/10/14

マーブルマッドネス

marble.png

1984年に米アタリ社の発売したビデオゲームです。

非常に斬新なゲームで、トラックボールのみでビー玉を操りゴール地点まで運ぶと1面クリアとなります。
敵に触れて弾かれたり穴に落ちたりするとミスになるのですが、タイム制を採用しているのでビー玉が画面に復帰するまでの時間が消費されるだけと云うシステムになっています。残りタイムが次の面に持ち越せるので、ゆっくりと安全に進む場所と強引に突っ走る場面とを自分で判断して行かなければなりません。
アタリ社のゲームにはよくあるのですが、面スタート時に乱数でタイムボーナスが貰えたりします。これに依り通常クリア出来ないラウンドがクリア出来る可能性もある訳です。これはピンボールのゲームオーバー後にあるナンバーマッチから来たものだと思います。

内容はシンプルそのものですが、繊細なグラフィックと質感のある音響が上手く融合した名作と云えますね。
特にグラフィックは一見の価値ありです。上の画像を見て頂くとポリゴンのように見えるかも知れませんが、これ実はドット絵なんですよ。当時まだポリゴンなどゲームには使用されていなかったのです。しかし、ちゃんと立体に見える計算はなされてはいたようですね。全6面で構成されているのですが、それぞれの面に絵的な趣向と仕掛けが凝らされているので、それを見たいが為にプレイしていた人も多いと思います。

このゲームの作者は当時大学生だったマーク・サニーと云う方で、以後セガに入社して家庭用のゲームを作っていました。独立した彼は新しい会社でプレイステーション用の「クラッシュバンディクー」や「スパイロドラゴン」などを作成して現在に至っています。

このゲームもいま遊べる環境は全くないと思います。当時日本ではナムコが輸入販売していましたが、アップライト筐体でありメンテナンスのし難い海外製品と云う事で、まともに稼働するものは既に残っていないでしょう。
内容的には今でも通用すると思えるものだけに残念でなりません。

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コメント

トラックボールのメンテだけちゃんとしたら、動くもの持ってます(^^;)
トラックボールもベアリングの動きが渋いだけなので、なんとでも直せると思います。

もう何年も電源入れてないけど、多分動くでしょう。

投稿: のぶ | 2005/02/08 13:11

のぶさん初めまして管理人のバブシカと申します。

なんと実機のマーブルを持っているんですか?
凄く羨ましいなあ。
でもあんなに堅牢な筐体をどこに置いているのですか? まさか部屋に設置してある訳ではないと思いますが…。

一時期MAMEのアナログインターフェイスを色々といじって遊んでいたのですが、やはり実機の感覚には程遠いものでした。

マーブルは立ちながらプレイして掌の皮を剥くくらいじゃないと雰囲気出ませんね。

投稿: 管理人ひとぴー | 2005/02/11 03:49

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