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2004.10.19

スパルタンX

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1984年にアイレムから発売されたビデオゲームです。

ジャッキーチェン主演の同名映画とのタイアップ作品だったようなのですが、内容は全く合致していません。不思議ですね。

内容は任意左右スクロール型のアクションゲームです。搭の中を踏破すると云う設定なので奇数面では左に進み偶数面では右へ向かって進む事になります。左右から無尽蔵に出現する敵を倒して、行き止まりで待ち構えているボスを倒すと1面クリア。全5面のループゲームです。

現在の目で見ると何の変哲もないゲームですし、操作性も良くないので特に面白いとは思えないのですが、この作品はゲームシステムにひとつの発明をもたらした画期的なゲームと云えます。
左右から迫り来る敵を瞬時判断して順序よく倒して行く。当たり前のように思えるルールですが、これを初めてシステマティックにゲーム内へと取り入れたのが新たな発明だったのです。コロンブスの卵とも云えるこのシステムの画期的だった証拠としては、以後多くのメーカーから競って類似品が発売された事ででも知れます。

これに近いシステムを持ったゲームは古くからあったと思うのですが、スパルタンXをゲームとして斬新せしめたのは「ナイフ投げ」と云う敵です。通常の雑魚敵は主人公を捕まえるべく突進して来るだけですが、ナイフ投げは一定の距離を保ち飛び道具で攻撃してきます。攻撃バリエーションの萌芽とも云えるでしょう。主人公は接近戦しか出来ませんから、どの敵から倒して行けば安全と効率を確保出来るかと云う問題に直面します。ここにゲーム的な状況判断と云う思考が生まれたのです。

この分かり易いゲーム的に非常に優れたシステムと、敵を倒した時の爽快感(物理法則を無視したやられパターン)、ジャッキーチェンと云う人気キャラクターなどに依りスパルタンXは一般層にロングヒットしました。
任天堂より発売されたファミコン版もマリオシリーズの宮本さんが監修しただけあって完成度の高い移植として大ヒットしています。

ゲームはとかく面白さのみで評価される事が多いのですが、このスパルタンXのようにシステムのみでも評価される作品があって然るべきだと思いますし、それが業界の試金石となるのではないかと考えられます。レトロゲームの価値の高まっている昨今そうした活動も必要なのではないでしょうか。

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