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2004.12.08

ジョン・レノン

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今日は元ビートルズの実質的リーダー、ジョンレノンの命日です。1980年に狂信的なファンの凶弾に倒れてから24年が経ったと云う事になります。当時まだ子供だった私なのですが、連日大きな報道がなされていた事とダゴタアパートの前で泣き叫ぶファンの映像が記憶に焼き付いています。
神に愛された人は夭逝すると云いますが、ジョンもその一人であり亡くなるにはまだ早過ぎる40歳の若さでした。
主夫生活を経て5年振りに発表したアルバム「ダブルファンタジー」は、過半数がオノヨーコの奇妙な曲で占められていますが、ジョンの曲に限って云えば素敵なものが多数収録されています。ビートルズ時代の「ロックンロールスター」、ソロ時代の「愛と平和の戦士」を経て辿り着いた彼の新境地だったと思われます。
「スターティングオーバー」「ウーマン」「ビーティフルボーイ」などは今でも耳にする機会の多い爽やかな名曲ですね。
それだけにアルバム発売後すぐに亡くなってしまった事が残念でなりません。もし彼が生きていたら以後どれだけの名曲を創造していただろうと考えるのは、1ファンとして当然の権利だと思います。

もしソロ以降のジョンレノンを聴いた事のない方にアルバムを1つお薦めするとしたら、やはり「イマジン」になるかと思われます。最も有名なタイトル曲の他に、最も他アーティストにカヴァーされている「ジェラスガイ」、最も美しいバラード「オーマイラヴ」、最も意地悪(ポールに対して)な曲「眠れるかい?」などが収録されています。

タイトル曲である「イマジン」は現在でもジョンの代表作として耳にする機会は多いと云えますね。ただ、それが為に飽和感を覚えてしまう事もあると思います。ビートルズの曲であれば「レットイットビー」や「ヘイ・ジュード」「イエスタデイ」などが同様な感じを与えます。
でも良い曲はやっぱり良い曲なんですよね。「イマジン」はシンプルなメロディが特徴的な曲だと云えますが、それ以上に歌詞が本当に素敵です。

「想像してごらん。戦争のない世の中を……」
「想像してごらん。世界中の人々が平和に過ごしている事を……」
「想像してごらん。ここが天国だったらって……」

仏教思想的なジョンの祈りとも云える詩は、いつ聴いても切なくなってしまいます。それが現在にも未来にも有り得ない事だと思うほど、美しさを増して行くような美しくも悲しい詩であると思います。

私は以前それほど「イマジン」を好きではなかったのですが、年齢を重ねる毎に良い曲だと思い始めました。ジョンの命日に独りヘッドフォンで彼の囁くような歌声を聞いていると、何故だか涙が止め処なく流れて来るのです。
曲の中で自らを「夢想家」だと認めつつも、世間に対して平和を語りかけるジョンの声は悲しいほどに非力さを感じさせます。「愛と平和の戦士」を装っていた彼の真実がここにあるような気がしてなりません。こんな時代だからこそ、これからの未来も、ジョンの理想した平和が世界に訪れない限り「イマジン」は永遠の名曲として輝き続ける運命にあるのだと思います。

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