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2005.01.23

荘厳の聖母 / ジョット

ognissanti_madonna

全ての始まりとは無計算にも近い神懸かったものである。
現在の目へ恐怖にも似た滑稽を提供する。

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2005.01.22

夢 / ルソー

the_dream

ハリウッド映画の侍
政治家の活弁
英雄の伝記
妻の貞淑……

全ては知られざるが為の虚構に過ぎない
しかし、これこそが真実であるとも云い難い

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2005.01.21

晩鐘 / ミレー

langelus

鳩がアスファルトを啄むように
現代に生きる私達も見えない何かを探している

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2005.01.20

リンゴとオレンジ / セザンヌ

appleorange

私達は対象となる物を正直に捉えられているのでしょうか?
写実的に?
それとも印象として?
セザンヌを鑑賞するたびに私は答えのない深い迷宮へと落ちて行きます。

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2005.01.19

最後の晩餐 / ダヴィンチ

supper

過去とは、風雨に摩耗した石像と一般であると云えるでしょう。
原型を留めてはいるけれども角がなく、凹凸は限りなく平坦に仕上がっています。
現在に価値のない事は明らかに相違ありません。
しかし、脳が憶えている美しい印象がその補完をしてくれます。

そろそろ夢を見るのは終わりにしませんか?

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2005.01.18

ひまわり / ゴッホ

himawari

以前の私が愛した彼女は向日葵のような人でした。
刈り取られた彼女は個人が所有するものとなりました。

現在の彼女は履歴の傷も癒えぬまま萎れてはいますが生きています。

以前の私が愛した彼女を探すには多くの索引を無駄に経過しなければならないでしょう。

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2005.01.17

大公の聖母 / ラファエロ

madonna

私は幼い頃に父に捨てられました。
物心ついた頃に母親に疎まれ始めました。
現在に私は他人を遠ざけようと腐心しています。

成長した私に父は慰めを求めようとして来ます。
母は私の金を貪ろうとしては泣き付きます。
私が求める他人とは血縁に他ならないのかも知れません。

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2005.01.15

謹賀新年

heaven

遅ればせながら皆様明けましておめでとうございます。
昨年は当方の稚拙なブログを閲覧していただき誠にありがとうございました。

年末から今迄更新を大分さぼってしまいました。
仕事の忙しかった事と気分の停滞が主な理由です。体調が優れないのも原因となっています。去年の暮れに受けた会社の健康診断の結果も思わしいものとは云えませんでした。精密検査を受けなければならないのですが、面倒臭くて未だに行っていません。
すぐに死ぬと云う事でもないでしょうし明日尽きると宣告されても無意味に感じる程度だと思います。
実際のところ肉体は頑強に仕上がっている方なので平生の足枷ともなっていません。ただ有り体に云えば未来に影が差したのは確実です。

死に憧憬を憶える事はあります。私は自らの求めるものを未だ入手していない人間です。これから将来にもそれを入手出来ない人間であるかも知れません。全てを無に帰したいと云う欲求に駆られるのです。
潔癖な精神と怠惰を貪りたいとする脳がせめぎ合うのを意識します。
自刃を得る為に必要なのは能動です。生を感じる事には受動を必要とするでしょう。

私はただ世間の中で生かされているだけの人間なのです。俗な会話を楽しみ俗な食事に満足し俗な考えで日々を過ごしている事実があるのみです。
精神の醜悪を糧として肉体に新陳代謝を繰り返させている凡夫に開けた未来など存在する由もありません。
それなのに今日明日の生を全うさせようとする動機は何処から出ずるものなのでしょうか。

生きた証を残したい? 悔いのない人生を送りたい? 自己の優劣を他人に委ねるかのような詭弁には辟易させられます。私はただ生きていたいだけなのだと思います。無理に寿命を延ばそうと腐心する努力と気概は持ち合わせていませんが、現在の生を受け入れる融通だけは所持しています。
能動を発揮しない代わりに全てを感受しようと諦めているからこそ生きていられるのです。これこそが生であると自らに肯がわせているだけなのかも知れません。
併せてポケットに忍ばせた死は心を気丈夫にしてくれます。最後は死の柄を握り銀色の光を利用すれば良いだけなのです。

しかし私には他にまだ縋る物が用意されています。それはごく少ない友人であったり守るべき妻と云う存在です。私の奔放がこの少数の人達の監視下にある限りは死を手許に繰り出す事はないでしょう。
死は能動が瞬時のもと用意してくれます。生は受け入れられたのなら長い時間を約束してくれています。それならば私はもう少し醜悪であるかも知れない時を感受して過ごして行こうと思い実行するのです。

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