アフターバーナーⅡ
1987年にセガから発表された体感ビデオゲームです。
本作品の登場はまさに衝撃的なものでした。ゲーム内容と連動して揺り籠のように激しく可動する大型筐体。最新の技術を惜しみなく投入した疾走感のあるグラフィック。文句なしに万人受けしそうなハードロック調のサウンド。そして映画「トップガン」を思わせる世界感が受け入れられて大ヒットを記録しました。
ゲーム内容は疑似3Dのシューティング物なのですが、目まぐるしく移動する地平線がそれまでにはない画期的な印象を与えます。
遠景に出現した敵機が近付いて来る前に照準を合わせてミサイルで撃破すると云うのが基本的な攻略法です。
撃破し損なった敵は自機へ向けてホーミングミサイルで攻撃して来る為に、如何に出現場所を憶えて素早くロックオンするかが肝と云えます。このシステムはゲームとして上手く成立していて非常に優れていると云えますね。
大量のスプライトを組み合わせて地形として用い、それをかなりの速度で拡大縮小させる事で迫り来る3次元を表現させています。このスピード感は現在にも十分通用するどころか、ポリゴンゲームにはない独特な感じを与えてくれます。
色褪せない名作とはまさに本作の事を云うのでしょう。鈴木裕氏が「アウトラン」に次いでプロデュースした作品としても有名ですね。
MAMEでの再現性もかなり高いと思います。実機をそれほど遊び込まなかった私には非を見付ける事が出来ませんでした。1ゲーム¥200が基本だった本作は貧乏な私には高嶺の花だったのです。
と云う訳で現在にエミュレーターで遊び倒してやろうと思ったのですが、キーコンフィグが難しいですね。
取り敢えずPSパッドのアナログスティックを使う事を前提として以下の設定にしてみました。
●P1-3(センサー?) ― L1
●P1-1(バルカン) ― ×ボタン
●P1-2(ミサイル) ― ○ボタン
●ADスティックZアナログ ― なし
●ADスティックZ増加(LOW) ― R2
●ADスティックZ減少(HI) ― R1
●ADスティック(XY)デジタル速度 ― 1
●ADスティック(XY)自動センタリング速度 ― 1
●ADスティック(XY)感度1%
このようにしたのですが、アナログレバーの効きが良すぎる嫌いがあります。数値を全て最低にまでしても変わりません。
自機の移動に関しては問題ないと思いますが、それに先だって行われる照準の移動が少し振りの大きくなり過ぎる為に、敵機をうまくロックオン出来ないのです。
アナログスティックを諦めて十字キー用の設定も考えて見ましたが、どうも納得行くような物は作れませんでした。また十字キーはレバー左右への切り返しをデジタルで認識してしまうのでローリングが多発してしまいます。
最新のMAMEで本作を堪能するにはサイドワインダーなどの操縦桿型アナログスティックを購入しなければならないのですかねえ……。機会があったらまた今度キーコンフィグを考えて見ようと思いますが、これぞと云う設定を編み出した方はどうぞお教え下さいませ。それまでは078あたりのバージョンで遊ぶ事とします。
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