だべり (1)
少年が犯罪を起こしたりすると、残酷なゲームなどを好んで遊んでいたが為の影響だなどと報道されますよね。
これって有り得るんでしょうか? 全く関係がないとも云い切れないとは思いますが、その程度の影響だけで殺人などの罪へ踏み出せるような輩であれば、ゲーム以外の他のメディアからでも悪い影響を受けるのではないか? と先日、法学部の学生と話していました。
現に私達は様々な残酷を表現しているか、または内包してあるゲームを遊んで来た筈です。
大概のゲームは敵を倒す事でルールが成立しているので当然と云えば当然と云えるでしょう。それでも大した罪を犯さずに安閑とインターネットをしている訳ですから、ゲームが直接的な殺人の仲立ちだとも思えません。
私達はスーパーマリオを遊んだからと云って亀を踏み殺そうとした事があるでしょうか?
また道端に咲く花を食べて火を吐こうと思った事があるでしょうか?
無性にキノコを食べたくなった事があったでしょうか?
多分ないと思います。この事からもゲームと殺人に直接的な関連はないと法学生は申しておりました。
罪を犯す人間は何らかの機会を調子よく掴まえて、罪を犯すべくして犯すものだと私は納得したのです。
しかし折りも良く出勤して来たアルバイトの学生が今朝方見たと云う夢の話をして来ました。
「母親がゾンビになって襲いかかって来たんで、ショットガンで頭をぶち抜いてやりましたよ。後味が悪い夢だったなあ。昨日ハウスオブザデッドをクリアしたのがいけなかったんすかねえ……」
鉄拳5にはまっている私と法学生は明日きっと動物園に行きクマとパンダを殺してしまう事でしょう。
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