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2005/03/15

テンペスト

tempest

1981年に米アタリ社から発表されたビデオゲームです。

本作は当時のアタリが持っていた抜群の発想力と類を見ないセンスが融合した不朽の名作だと云えるでしょう。

内容はベクタースキャンで描かれた3D画面が特徴的な固定画面シューティング物となっています。
16種類もある歪んだチューブ内のようなフィールドを、ダイアル式コントローラーで自機を操作して迫り来る敵をショットで破壊して行くと云うものです。見方によっては3Dのインベーダーとも取れるでしょうか。

ショットは連射能力が高く敵に打ち負けると云う事がありません。この事から自機の移動と位置取りが重要なゲームだと云う事が分かります。敵を全滅させると1面クリアです。
そしてダイアル式コントローラーを有効なものとしたフィールドデザインが本当に素晴らしいものとなっています。
ショットの他にスーパーザッパーと云う武器がボタンに割り振られています。これはフィールド上の敵全てにダメージを与える効果を持っていて、ひとつのレベル中に2回まで使用出来ます。1回目は敵を全滅出来るのですが、2回目はダメージを与えるだけなので使いどころが難しいですね。

ゲームスタート時と面クリアに演出される3D表現がまた素晴らしく、本作の印象の多くを担っていると云えるでしょう。ここは実際に見て感動していただきたい部分です。


MAMEで遊ぶ場合はマウスでの操作が普通だと思うのですが、私は高次面になるとパニックになって上手く操作出来なくなってしまうのでPSパッドを使用しています。以下がその設定です。


●ダイアルアナログ ― なし
●ダイアル増加 ― レバー左
●ダイアル減少 ― レバー右
●P1ボタン2(スーパーザッパー) ― 任意ボタン
●P1ボタン1 (ザッパー)― 任意ボタン

●ダイアルデジタル速度 ― 10
●ダイアル自動センタリング速度 ― 0
●ダイアル反転 ― 0
●ダイアル感度 ― 30%

こんな感じで如何でしょうか。マウスで操作する場合はダイアル感度を15%程度にしても良いと思います。

アタリのベクターゲームには未だ私達が経験した事のない素晴らしい作品がそれこそ山と云うほど埋もれています。これを読んでくれている未見の方には是非ともプレイしていただきたいですね。

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