2位 ファイナルファイト★★★★
1989年にカプコンから発表された任意スクロール格闘アクション物です。
発表された当初は難度が高いだけの大味なゲームとしてマニア層には不評を買っていました。本作の価値を見出したのはサラリーマンなどの一般プレイヤーでした。連コインを当然として適当にボタンを連打して抜群の爽快感を味わう……これが本来の楽しみ方であるのだと思います。
コンティニュー準拠の大味なパーティーゲームとしてはガントレットもそうであり、一般ユーザーへの訴訟力が最も高いと云えるでしょう。それでいてゲームとしてシステムが分かり易く統一されている事が絶対条件でもあります。
当初無理だと思われていた1コインクリアも研鑽の末マニアが達成しましたが、本作はやはり一般ユーザーの為に作られたゲームであると思います。友人と2人ふと立ち寄ったゲームセンターで初見にして夢中になれるゲームがあるなんて素晴らしい事ですよね。それがリターン客へと繋がり相乗効果も生み出していた事でしょう。
余談ですが前年のAMショーでストリートファイター’89として出品されていたのも印象として残っています。本作の企画者はSNKにヘッドハンティングされて龍虎の拳などを作った事でも有名ですね。結局はカプコンに戻りストリートファイターZEROシリーズを企画して、SNKをおちょくったキャラクターを登場させたりしました。
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