MPC ミレニアムファルコン (番外編)
ハン・ヒロ様からMPCファルコンの画像を頂きましたので転載します。
これは素晴らしい作例ですね。氏はクロニカルの写真などから32インチ・プロップを独自解析し、流用パーツを割り出して完成させたそうです。
流用パーツはスケールの違いからそのまま反映出来ない箇所も多いと思うのですが、ヒロ様の作例は破綻なく綺麗に纏められていますね。ここら辺は各自のセンスが物を云う部分であり、難しくも楽しい作業だと云えるのではないでしょうか。
7年前にこの段階まで作ったものの、残念ながら事情に依り塗装出来ない状態にあるそうなのですが、ここまで来たら塗装を終えた上での完成状態も見てみたいものですね。
しかしモデラーからして見ると、このような完成直前の模型は魅力的に映ります。
どの部分に手を入れたのか、どのようなマテニアルを使用したのかなどが分かり易いのが理由ですね。見ている方のモチベーションを上げてくれるのも良い作品の証拠だと思います。
私は個人的にこれまで32インチ・プロップには特に興味を持てずにいたのですが、ヒロ様のファルコン号を見て考えを改めさせられました。
ゴチャメカの密度感は模型として大変興をそそりますし、作っていて楽しさを提供してくれそうです。
MPCファルコンを諦めて放擲してしまった方も多いと思いますが、自分なりに妥協出来る範囲で作る分には良い素材だとも思えるんですよね。
ヒロ様のように徹底的に凝る事も出来ますし、気になった部分だけに手を入れても良いと思います。また素組でも塗装に腐心するだけで素晴らしい作品とも成り得ます。
ファインモールド社から決定版のキットが出る事で、MPCファルコンの役目は終わろうとしていますが、作った人にしか得られない思い出はキットと同様に伝説として残って行くものなのではないでしょうか。
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