1/100 ウグ (仮組)
銀河漂流バイファムの敵メカであるウグです。
バイファムはエルガイムの開始後同時期に放映していたアニメだったと思います。どちらかと云うとマイナーな日本サンライズ作品でしょうね。
しかしバンダイから発売された同シリーズは最新のプラモデルとして大変優れていました。
特に1/100シリーズはプロポーション、可動ギミックともに良く考えられた傑作キットに恵まれています。
このウグはそのストレンジなデザインから人気メカとは云えないでしょうが、アニメの最初に出て来る敵キャラクターとして大変優れているものだと思います。
主役メカとは作品の顔となるべき一般性を取り入れたヒーロー的なデザインで纏められます。対となるべき最初の敵メカは作品の方向性と世界観を示唆するデザインとして重要な役割を担わせられるものだと考えます。
ガンダムに対するザク、ダグラムに対するソルティック、ダンバインにはドラムロ……X-WINGに対するTIE-FIGHTERなどもそうですが、主役メカとのデザイン差違を出して抵抗勢力側の意味合いを演出するのです。大抵の場合は主役メカよりも線が少なくフォルムで見せるデザインにした方が良いようですね。
この点でウグはなかなか考えられた敵メカであると思います。バイファムの抵抗勢力は異星人と云う設定だった筈ですので、このようにピーキーなデザインが取られたのでしょう。線が少なくフォルム重視と云う部分でも良く出来ています。
ただ画面映えしないキャラクターなので人気が出ずに失敗しただけなのでしょう。世界観の構築には一役買っているけれども商業的に失敗した類型とも云えますね。
プラモデルの出来映えは素晴らしい事に疑いを持ちませんので、私のように雑魚メカマニアの方にはお薦めしたい一品です。画像のように頭部センサーへLEDを仕込むと格好良くなりますよ。
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コメント
トラックバックこそしていませんが(やり方がわからないので)、実は密かにリンクした話題が提起されているっていうか、ネタを戴いている感が否めないウチのブログですが(^^;)、バブシカさんまいど。
バイファムはとにかく1話から凄く好きで、英語の主題歌もレコード買うほどでした。エンディングの「ねばじばっ」もいい歌でしたよね。
ウグとか敵の固有名詞は完全に忘れ去っていますが、デザイン的には敵味方問わず結構好きでしたね。立体映えするデザインというか、プラモも出来がかなり良かったですし。
※今でも実家にいくつか作ってないやつがありますよ(^^)。
大河原メカっていうのは、なんて言うか当たりはずれは絶対あると思うんです。でもそのタイミングっていうか監督とか作監とか方向性とシンクロしたときはホントポテンシャルが120%引き出されるというか、「より以上に魅力的に」見えるんですよね。まぁバイファムやボトムズは良かったけど、ガラットはキツかったですからねぇ。
投稿: クリス | 2005/10/23 22:34
実はバイファム殆ど観てないので内容がさっぱり分かりません。ガラットも初耳です。
でも当時の大河原メカは大好きです。それに較べて現在は……
投稿: 管理人バブシカ | 2005/10/24 04:08
はじめまして。
ウグのLEDに惹かれてトラックバックさせていただいたのですが、なぜか重複してしまいました。お手数ですが削除していただければ…
失礼しました(^^;
投稿: DORA | 2005/10/24 10:08
当時バイファムが売り切れで赤い奴ネオファムでいたっけ?を買いました。どうしても赤がいやだったのでマリンブルーとペパーミントグリーンのツートンにしました。徹夜で塗り終えて太陽の下で見たら、気持ち悪くなったのを思い出します。
投稿: pimpa | 2005/10/25 03:22
ネオファムの青バージョンは格好良さそうですね。1/100購入予定なので塗装の参考にさせていただきます。
投稿: 管理人バブシカ | 2005/10/25 06:33
バイファム懐かしいですね。たしか「十五少年漂流記」をモチーフにした作品だったと記憶してます。
個人的にはバイファムやトゥランファムのガンキャノン顔が好きで後に続くドラグナーやレイズナー
のガンダム顔より「いかにもありそうなロボット」像で大河原デザインの傑作の部類だと思ってます。
敵メカでは足の無いルザルカ?が宇宙用のメカとして非常に理にかなったデザインだったような・・・
ストーリーではケンツ(声:野沢雅子)が他のキャラを喰ってしまって他にどんなキャラが出てきたか
記憶に薄いのが難点かと(汗)
投稿: mapsmaps | 2005/10/26 10:47
主役メカ4機とウグしか憶えてないなあ。
ストーリーは確かに十五少年でしたね。
投稿: 管理人バブシカ | 2005/10/28 01:04