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2005.11.21

稚気と云う名の大胆

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私の家のすぐ近くには小学校があります。
街中と云う事もあり敷地が小さく生徒数も少ない学校なのですが、日々聞こえて来る喧騒が耳を楽しませてくれます。

5年ほど前に編成されたブラスバンド部は当初聴くに堪えないレベルだったのですが、最近では大人顔負けの技術を以て演奏されています。
毎朝と放課後、日曜日も返上して練習に勤しんだ成果が出ているのでしょう。

画像は表に貼り出されていた絵なのですが、素晴らしい作品の数々として忘我するほど見入ってしまいました。

発想の自由とは多く無知から生ずるものだと思います。
基本が成立されないままに揮う筆はオリジナルそのものです。核心に到達し得ない脳は肉体に従順と化して運動します。技術の欠如は模倣さえ許容してくれません。
これが為に子供の絵は奔放を約束されていると云えるのではないでしょうか。

年齢を経る事に依り良くも悪くも賢明になって行く頭脳は、単調と云う悪の轍を刻む行為を当然としてしまいます。
全てを入れ換骨奪胎出来る人は稀有な存在です。その殆どは世間が良しとする保守の言動から刻まれた轍に捉えられている事にすら気付けない愚物となっているのです。

大人の知識に子供の感性を持ち得たならば、私たちは未だ見ぬ素晴らしい彼岸に精神を苦しめられる事でしょう。それは望んでも得られない尊い旅路には相違ありません。

貴方には世間の準縄から逸脱する為に固く結ばれた羈絆を解く勇気がありますか?

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