サイバブルン
1986年にタイトーより発表されて人気を博したバブルボブルのX68Kへの移植は電波新聞社が行いました。1990年の発売ですから随分と遅れた移植版だと云えるでしょう。
ロングヒットを記録したオリジナル版ですらゲームセンターから撤去されたか、残っていても人目の付かない片隅に追い遣られ細々と稼働していたと云う時期でした。
そのように良い意味で遊び尽くされたバブルボブルの移植版だったので、発売を受けても強いて興味を見出せなかったのが本当のところです。X68K自体の存在意義もピークを迎えて過ぎようとしていました。
しかし移植の出来具合に関しては完璧な作品だとしても過言ではないでしょうね。
内容は云うに及ばずグラフィックがオリジナルより色濃く設定されている事がメリハリを付けていて新鮮を思わせます。
毎回入力するには面倒な隠しコマンドもコンフィグ画面で設定出来るのが親切な部分です。
難易度設定でイージーにする事で残機が減らないようになっているのも初心者には嬉しいところでしょう。
何よりも素晴らしいのはX68Kオリジナル要素であるサイバブルンモードが収録されている事です。
サイバブルンはバブルボブル上級者向けに作られたアレンジバージョンとなっていて、その難度の高さが挑戦意欲を掻き立ててくれます。
オリジナル開発者MTJ氏の新作であるサイバリオンのSDキャラを使用したバブルボブルであると云う説明が最も分かり易いでしょうか。
隠し要素である為に出現条件があるのですが、確かノーマルモードをノーミスクリア(真のエンディング)する……だったと思います。ここはちょっと不確かなので自信がありません。ネット検索でも見付けられませんでした。
バブルボブルは決して難しいゲームではないのですが、ノーミス100面クリアは運も作用しますので厳しい出現条件だとも云えますね。ただそのくらいの腕前がないと高難度を誇るサイバブルンを楽しむ事は出来ないと云う事なのだと思います。
サイバブルンは全20面で構成されています。ループはなく最終ボスを倒した時点でゲームオーバーです。
バブルボブルがアクション7、パズル3程度の割合で構成されていたとすれば、サイバブルンはアクション5、パズル7くらいの構成と云えますね。ゲームシステムを熟知していなければ最初の1面さえクリア出来ないかも知れません。まず1面が全面中でも屈指の難しさと云う事もありますが。
バブルボブルはテンポの良いアクション寄りのゲームで、サイバブルンは解法を見付けるパズルゲームと捉える事も出来るでしょう。しかしテクニカルな操作も要求されるので一筋縄では行きません。
是非バブルボブルを極めたと自負している上級者の方にお薦めしたいゲームとなっています。繰り返し遊びたいと思えるものとは云えませんが、バブボブファンとして経験して置かなければならない作品だと云えます。エンディングを見ると作者であるMTJ氏の名前がクレジットされているので、オフィシャルな作品とも云えますしね。
時期的にはタイトーを退社なされた後の協力か合作と云う事なのでしょうか。
最後にノーミスクリアと云う出現条件を満たす時間が惜しいので、サイバブルンモードへの隠しコマンドを記しておきます。
タイトル画面が表示されている間に、opt.1キーを押しながらS.Y.B.U.B.B.L.U.Nとキーボードで入力します。成功していればコンフィグ画面でモード選択出来るようになっています。
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コメント
パブシカさんこんばんは。
今年も残りわずかですから締めに来ましたけど、リンクしてもらったの最近の話ですよね。(*・ー・) アハ♪
とりあえず最近お店の方に顔出したのですが、いなくて残念。年明けてからまた行こう思ってます。
では来年もよろしくお願いします。
投稿: TAKE | 2005/12/31 22:03
あけおめです。
早くwin●sをクビになって@5へ来て下さい。
それでは今年もヨロピク。
投稿: 管理人バブシカ | 2006/01/01 08:43