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2006.03.28

ZAKUⅡ-F2(4)

Zaku04

なかなか手が進んでいなかったのですが、白い部分の基本塗装と下地処理が大体完了しました。

今回は少し変わった塗装方法を用いています。具体的に云うとプラの成形色を利用した剥がれ塗装の表現です。
画像で云うと、クリーム色に見える部分が元々のプラ成形色で、白くなっているのが塗装した箇所となります。

パテなどの他マテニアルを使用せず設定色を忠実に再現する場合には有効な手法ですね。
基本色の下塗りを行わない事から塗装行程を一つ省ける事が手軽であり、塗装に失敗してもリカバーが容易だと云う利点があります。
近年ではこの手法を利用した「簡単フィニッシュ法」なる技がホビージャパン誌を中心に流行しています。
通常だとエアブラシに依るグラデーションやエッジ強調で綺麗に仕上げるのが前提となっているのですが、天の邪鬼な私は別方向への発展を考えて見ました。

それが特殊水性顔料インクのポスカを使用する剥がれ塗装です。
ポスターカラーの略称としてお馴染みのポスカはペンシルタイプの塗料です。豊富な色数とフラットで鮮やかな発色、下地を隠蔽する不透明性が正の特徴となっています。
紙以外には強く定着しない部分が負の特徴と云えますが、今回はこれを利用する事で剥がれ塗装を表現する事にしました。
以下がその作業工程です。


(1)240~1000番のヤスリ掛け、中目コンパウンドでパーツを研磨成形。

(2)パーツ全体に白色ポスカを塗布。

(3)爪楊枝とケガキ針を用い、エッジなどを中心にポスカを削り取る。

(4)クレオスのMr.スーパークリアーでトップコート。

(5)1500番の紙ヤスリとメラニンスポンジを用いクリアー層を水研ぎ出し。

(6)ニュートラルグレーをエアブラシで全体に一度だけ吹き付け。

(7)上のものより濃いニュートラルグレーで全体を筆でウォッシング。

(8)1500番の紙ヤスリで水を使わずにムラを残すように研ぎ出し。

(9)コピックのW6ブラウンとC7グレーでコピック塗り。


と、ここまで行ったのが上の画像となっています。
この後にデカールを貼り、ハンブロールエナメルでウォッシング、半光沢スプレーでトップコートして完成となる運びです。

ここまでのところ自分の思っていたような効果を出せたと思っています。
ガンプラでは異端とも取られそうな表現方法ではありますが、戦車などのAFV、第二次大戦レシプロ機などには相性の良い塗装法なのではないでしょうか?
今回のような成形色を利用した塗装ではなくても、基本色を塗った後に白色ポスカの上に任意の色をエアブラシする事で全ての色に対応出来ます。
なによりも筆やブラシ、マスキングでは表現し得ないアトランダムな表現が可能となります。

元々このポスカ剥がしはSTAR WARSのスレーブ1を塗る時の為に考えていた手法です。
またミレニアムファルコン号の赤と灰色部分の剥がれをプロップのように表現する手段としても研究していました。
ファルコン号は当分完成しそうにないので今回テストケースとして使って見た感もあります。その他の部分でもファルコン号で使おうと思っている手法を試したり、それ用に複製したディティールアップパーツも然り気なく組み込んでいたりします。最近なかなか模型を作る時間を融通出来ないでいるのですが、なんとか来月中にはファルコン号の制作を再開したいなあ。

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2006.03.17

ZAKUⅡ F-2(3)

zaku03

パーツ成形が8割方は終わったので塗装の行程に進みました。

模型雑誌などでガンプラの作例を見ると、大体が同じような塗装法を用い作られていると感じられます。
彩度を下げたパステル調の色合いをエアブラシで綺麗に整えフラット仕上げにする……これでほぼ全てが云い表せているのではないでしょうか。

以前モデルグラフィックス誌で連載されていたオリジナル企画ガンダムセンチネルの作風が現在に流行しているようですね。非常に清潔感のある作風ですしディスプレイ映えするお洒落な造形だと思います。

ただ個人的にはあまり魅力を感じないんですよね。
私の中でのガンプラ作例とは、80年代前半に出版されたホビージャパン別冊「HOW TO BUILD GUANDAM」だったりするので尚更です。その中にあった兵器として使い込まれたかのようなウェザリングを施された汚いザクやドムが記憶に刷り込まれている所為かとも思います。

と云う事で、上の画像にあるような塗装となりました。
量産兵器として使い込まれた感を出す為に、塗装の剥がれを表現しています。まだ途中段階なのですが、このようなイメージで完成させる予定です。

でも汚いガンプラって需要がないかな?

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2006.03.15

マーフィーズゴースト

wiz001

珍しく雑記です。
一週間ほど前に見たことのないエラーとともにパソコンが動かなくなってしまいました。
まずOSさえ立ち上がらず、起動したとしても数分後にはまた落ちると云った感じでした。セーフモードや回復コンソールでコマンドを総当たりさせて見たものの症状に変化はなし。

もうどうしようもないかなと思いハードディスクを初期化してしまいました。まだバックアップしていない大事なデータも多く残っていたのですが、パソコンが使えないのであれば致し方ないだろうと腹を決めての行動でした。

中身の綺麗になったパソコンは当初調子良く動いていたものの、二日目にまた同様なエラーで起動しなくなってしまいました。
五年ほど酷使して来たパソコンだったので買い換え時なのだろうと諦めて、次に購入する機種の選定と金策に労を取るべく動き始めたのですが、気に掛かる事が頭に残っており、もう一度パソコンの電源を入れ調査して見ました。

結果から云うと一年前に増設したメモリーがへたっていただけだったのです。
てっきりOSかハードディスクの破損だとばかり考えていたので意外な感に打ちのめされました。以前のメモリーに差し替えたところ何事もなく動いています。最初に気付いていれば初期化しなくても済んだのに……。

と云う訳でここ一週間はトラブルの対処と初期化、そして以前のシステム構築を取り戻すべく無駄に時間を費やしていました。

消してしまったデータの中には様々なものがありました。その中でも特に悄然の感を強くさせられたのが、ウィザードリィのキャラデータです。
WIN98の頃から手塩に掛けて育てて来た私の分身とも云えるキャラデータだったのです。ウィザードリィを遊んでいた方でしたらこの気持ちも分かっていただけるかと思います。
ドラクエのような由緒正しき血縁を持つ勇者でもない駄馬とも取れる私の作った無名の戦士たちは、様々な冒険と苦難をリセット技で乗り越えて今迄生きて来ました。しかしパーティーは全滅した……。

余談ですが、歌手の谷山浩子さんはAPPLEⅡからのウィズユーザーで、パーティーがテレポートの罠で石に埋まり全滅した時に三日間ほど泣いて暮らしたそうです。この逸話は中学生の頃にラジオで聞いたものなのですが未だに憶えています。

どうしても彼らを諦め切れないセンチメンタルでてんぷらサンライズな私は、今日仕事から帰宅して新たなキャラクターを作り過去の決別とし、ニューカマーと三時間ほどマーフィーズゴーストを大量虐殺してしまいました。上の画像がその結果です。

WIN95の頃にローカスから発売されたリルガミンサーガはウィザードリィの初期三部作がセットされていて大変お得ですね。操作性が当時としては最善のものとなっていてストレスも感じさせません。踏破した部分が2Dマップとして表示されるので初心者でも楽しめる工夫が為されています。
不親切なRPGですので万人にお奨め出来るゲームではないのですが、一度憶えてしまえば正しく一生を共に出来るであろうコンピュータRPGの傑作だと思います。

私もこれから暇な時にちくちくとキャラを成長させて、地下10階のアイテム探しに没頭しようと思っています。

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2006.03.05

ZAKUⅡ F-2(2)

zaku02

もともとは改造など行わずに素組みで軽く仕上げようと思っていたのですが、いざ作って見ると色々手を入れたくなって来てしまいます。
予定では3月中に出品したいと考えている事から、プロポーションの変更など大掛かりな徹底改修を行うと云う訳には行かないでしょう。
取り敢えずは玩具らしさを失くす為に全パーツを紙ヤスリで成形する事から始めようと思います。

模型を作っている方ならお分かりでしょうが、雄雌上下の金型を張り合わせて射出成形で生産されるプラモデルには様々な制約が付されており、元来の設定のまま製品化される事は先ず有り得ません。

熱で溶かしたプラスチックを金型へ流し込み、冷却されたプラが固まる事で一つのランナーが出来上がり、それを機械的に外して行きます。
この事から逆テーパーの付いたパーツは存在せず、冷却の際にプラが収縮してヒケが生じてしまうのです。強度の問題から極端に薄い部品も作れない事になります。
これらがプラモデルを玩具らしく見せている原因としても良いでしょう。そうして逆説的に捉えれば、上の問題点を克服する事で完成度の高い造形とする事が出来る筈なのです。

パーツの全面にヤスリをかける事でヒケを発見し、平滑に成形するだけでも随分と見栄えが良くなります。
特に最近のガンプラは万人が納得できるであろうプロポーションと、驚くほど広範な可動域を持っている事から、これだけの手間をかけるだけで素晴らしいものとなる事が約束されています。また、ランナーの状態で設定画通りの色分けがなされている部分も刮目に価すると云って良いでしょうね。

しかし、タミヤなどの高精度なスケール物製品に目が慣れているとどうしても得心の行かない点も多々目に付きます。
それが所謂バンダイエッジと呼ばれる面の構成です。これを文章で説明するのは至難の技ですので詳細は省きますが、簡単に云えば実物の存在しないキャラクターモデルであるが為にメーカー側が敢えて無視をしている不自然なデザインと云っても差し支えないと思います。
実際の立体物には見られない理不尽な面と面の繋がりとも云えるでしょう。もともとが荒唐無稽な巨大ロボットであるガンダムのキャラクターではありますが、バンダイエッジが醸し出す雰囲気が幼稚さを演出してしまっています。

ガンプラが常に最新の技術を取り入れた素晴らしい玩具である事実には疑いを持ちません。年々ミニマム化して行く模型を一般に開放しようとするバンダイの姿勢には頭が下がります。しかし、同じ模型と云う趣味を持ちながらスケール物しか作らないモデラーは未だにガンプラを見下しています。この壁がバンダイエッジに集約されているとしたら大袈裟に思われるでしょうか?


上の画像は私が加工したザクの足です。下の画像が素組みとなっています(こちらの画像はネットで拾ったものなのですが、何か問題があったらお教え下さい)。

zaku03好みの問題もあるかと思いますが、素組みにある不自然なエッジを消してラインをなだらかに成形した事で、全体の繋がりが良くなったのではないかと自負しています。因みに左右で4つあるバーニアもモールドが単調だったので、ファルコン号のラジエータ用に複製したパーツに換装しました。

このようなバンダイエッジの消去とディティールアップの積み重ねを以て完成に近付けて行こうと思っています。ガンプラは素材として優秀ですし作っていて楽しい模型ですよ。

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2006.03.02

ZAKUⅡ F-2(1)

zaku01身内に不幸があったり冬季オリンピックを夢中で見ていたので更新出来ずに過ごしてしまいました。
STG研究所の液さまとの連絡も途絶えてしまい申し訳なく思っております。系譜の方は一段落ついたようですね。こちらのゼビウスの系譜はまた近い内に再開する予定でいます。

話は変わって……新しい上司になってから給料が大分削られるようになりました。もともとの薄給から削られているのですから、これは死活問題とも云えるでしょう。マクドナルドの店員だったら即裁判沙汰にでも出来るようなレベルです。私たちはアルバイトまたはパートとして時給で働いているのですから、一日8時間のところを6時間とかに削られてしまっては生活出来ません。しかし、以前私が問題を起こした時に尽力してくれた上司でもあるので、簡単に訴えると云う方向に持って行くのも躊躇われます。

話し合いで決着すれば良いではないかとも思われるでしょうが、私の会社での立場はクズ同然なもので聞いてもくれないだろうと自信を持って肯がえます。
特に私は長年働いているベテランですので時給も高い事から給料を削られる傾向にあるようです。以前、彼が上司だった頃は日数と売上の少ない2月度で給料を14万しか貰えなかった時もありました。この頃は他に臨時収入を得られる口があったので何とか生活出来ていたのですが、今回また同じような事をされてしまうと本気で首を括らなければならない状況に陥ってしまいます。

さて、どうしたものかと云う事で、取り敢えず趣味を活かした内職でもしようかと思い立ちました。具体的には家で寝ている模型を作りネットオークションに出品すると云うのがそれです。
多重債務者だった4、5年前にも同様を行い危機を脱した経験を持っているので、これで辛い2月度を乗り切ろうと云う寸法です。
以前は複数個を出品して30万ほど稼がせていただいたのですが、今回は1、2個作って削られるだろう筈の給料2万ほどを補填出来れば良いなと考えています。

丁度友人にあげようと思い途中まで作っていた画像のザクF-2があったので、先ずはこれを完成させて出品しようと思います(あとでもうひとつ同様の物を作るので許して下さい)。

2月に入り時間に多少の余裕が出来た矢先の内職……本来だったらファルコン号にその時間を融通する積もりでいたのですが、なかなか思ったようには行きませんね。セラヴィこれもまた人生なのでしょう。

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