ゲーセンUSAミッドウェイアーケードトレジャーズ ~その3
7/28号のファミ通によると上記タイトルが秋頃にプレステ2で発売されるそうです。
ミッドウェイとは云い条アタリの作品が半数以上を占めていて、ウイリアムズの作品も幾つか入っています。そして収録ゲーム数はなんと32本! かなりのお買い得感がありますね。
1980年以降90年までの名作がずらりと揃えられたラインナップには、マニア垂涎を通り越して失禁脱糞を催されてしまいそうです。
と云う訳で、何回かに分けて全収録作品を紹介して見たいと思います。先ずはアタリゲームズの紹介から。★印は個人的なお奨め度数ですのでご参考まで。
ハードドライビン ★★★★
1988年にアタリゲームズから発表されたリアルシミュレータードライブゲームです。
それまでにもポリゴンを使ったゲームは存在していましたが、本格的な3Dを意識させてくれたのは本作が最初と云っても良いと思います。
現在の目で見ると非常に緩慢なレースゲームとなってしまいますが、当時はこれでも斬新でしたし逆にリアル感を演出していました。
コクピット筐体もそれを助長しており、キーを回すところからゲームが始まるあたりには感動させられました。クラッチが付いた初めての作品だとも記憶しています。
個人的にはメガドライブへの移植版でかなり遊ばせてもらいました。ゆっくり楽しむ事を前提とすれば現在でも十分に面白いドライブ物だと思います。
サイバーボール2072 ★★★
1988年にアタリゲームズから発表された近未来アメフトゲーム、サイバーボールのマイナーチェンジ版です。1989年発表。
アメフトに詳しくないのでゲームシステムへの言及は避けますが、テンポの悪い作品の典型のように感じます。
もともとがシステマチックなスポーツを題材にしているとは云え、初心者ではルールが把握出来ず、戦略を選ぶ際にいちいちプレイ画面から遠ざけられるのも興醒めさせられる部分ですね。
トゥービン ★★★★
1988年にアタリゲームズから発表されたコミカルな川下りゲームです。
日本では殆ど知名度のない本作も目玉のひとつに数えられるのではないでしょうか。
操作方法が独特で5つのボタンを使用します。
① ②
③ ④
⑤
上のようなボタン配置となっており、
③④を同時に押す、または交互に連打すると前進
③を押すと左方向旋回
④を押すと右方向旋回
①②を同時に押すと後退
⑤が入手した缶を投げる攻撃ボタンとなっています。
またボタンを組み合わせる事でかなり微妙な操作が可能となります。要はボタンと自機キャラクターの手の動きが連動していると思っていただければ分かり易いでしょう。
世界観としてはペーパーボーイの川下り版とも呼ぶべき愛すべき滑稽な雰囲気を提供してくれています。
ゲーム的にも大味に見えてテクニカルな操作を要求する遊び甲斐のあるものに仕上がっていると云えます。二人同時プレイで得点を競いワイワイと楽しむのが本道かな。
ランパート ★★★★
1990年にアタリゲームズから発表された戦略パズルシューティングゲームです。
これもまた非常に遊び甲斐のある素晴らしい作品です。
城壁を築き砲台を配置するテトリスライクなパズル面と、侵攻して来る敵を迎え撃つミサイルコマンド的なシューティング面を交互に繰り返し行います。
メインはパズル面となっていて高次面に進むほど的確な操作と深い思考を要求されます。この事から大人でも十分に楽しめる内容となっていて好感が持てますね。地味な作品ですが多くの固定ファンを持つアタリ後期の名作と云えます。
日本に輸入されていたのが8方向レバーで操作するバージョン、オリジナルはトラックボールを使用します。このあたりの操作方法もどのように移植されているのかが気になります。
ピットファイター ★★
1990年にアタリゲームズから発表された対戦格闘ゲームです。
実写取り込み画像を使ったキャラクターが印象的な本作ですが、ストⅡに代表される完成度の高い格闘物を知っている私たち日本人からすると、かなりのクソゲーと云えますね。
スタンランナーから脈々と受け継がれて来た或る意味素晴らしい日本語訳以外見るべきところはないと思います。
| 固定リンク
コメント