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2006/07/19

ゲーセンUSAミッドウェイアーケードトレジャーズ ~その4

7/28号のファミ通によると上記タイトルが秋頃にプレステ2で発売されるそうです。
ミッドウェイとは云い条アタリの作品が半数以上を占めていて、ウイリアムズの作品も幾つか入っています。そして収録ゲーム数はなんと32本! かなりのお買い得感がありますね。
1980年以降90年までの名作がずらりと揃えられたラインナップには、マニア垂涎を通り越して失禁脱糞を催されてしまいそうです。

と云う訳で、何回かに分けて全収録作品を紹介して見たいと思います。今回はミッドウェイの作品紹介です。★印は個人的なお奨め度数ですのでご参考まで。


Shollow
サタンズホロー ★★★

1981年にバリーミッドウェイから発表された固定画面シューティングゲームです。

ギャラクシアンのフォロワー的な内容です。同年にナムコから発表されたギャラガと同様に敵が編隊を組み攻撃して来ます。開発時期はほぼ同列に進んでいたと思うので、アイディアが必然として同じ方へ向いていたのでしょう。しかしキングアンドバルーンのように自機ストックを敵に連れ去られてしまうフィーチャーや、サスケVSコマンダによく似たボスの攻撃をどう取るかでオリジナリティへの評価が分かれそうだとも思います。
攻撃と防御を兼ね備えたバリアの存在とカラフルな背景が本作の特徴です。


Spyhunt
スパイハンター ★★

1983年にバリーミッドウェイから発表された攻撃型レースゲームです。

自機が日本製レーシングカーと云うところが変わっています。アナログスティックにアクセル、シフト、攻撃ボタンが5個もある操作系統が煩雑な印象を与えます。
ボタンは味方トレーラーから入手する武器にそれぞれ対応したものとなっていて、マシンガン、ミサイル、オイル、スモーク、トレーラー呼び出しに割り振られています。

単調なゲーム内容を複雑な操作でカバーして楽しませる……と云うのが狙いであるならば、本作はそこそこの成功を収めているかも知れません。でもゲームとしては全然面白くないんですけどね。


Spyhunt2
スパイハンターⅡ ★

1987年にバリーミッドウェイから発表されたスパイハンターの続編です。

前作はトップビューの2D作品でしたが、今回はリアビューの疑似3D作品となっています。ボタンの数も減り普通になったのは良いのですが、何故だかゲーム性は著しく低下しています。この年代にこの完成度? 何ひとつして語るところを持たないクソゲーです。


Kroo0001
コズミッククルーザー ★★

1982年にバリーミッドウェイから発表された固定画面シューティングゲームです。

どのような操作インターフェイスを持っていたか分からないのですが、自機の8方向移動とショット方向が独立しています。ソフトのシステムとしてはロボトロンや怒をイメージしていただければ良いと思います。

かなり忙しない内容となっていて、ショット方向を指定する間に敵体当たりを食らうのが日常です。自機の移動力、ショットの強さ、敵移動力のバランスがお座なりで楽しめないゲームとなっています。


Wacko
ワッコー ★★★

1982年にバリーミッドウェイから発表された固定画面シューティングゲームです。

自機キャラクターがコズミッククルーザーと同じでゲーム内容も似ている事から続編物なのかも知りません。

操作はトラックボールで自機の移動、レバー(?)でショット方向を指定するようです。
内容が少し変わっていて、対で現れるモンスターを連続で攻撃する事で撃破します。前作のようにバランスが悪いと云う事もないのですが、ゲームとして全く面白くありません。やり込んだら印象が変わるのかな?


Xenophob
ゼノフォーブ ★★★

1987年にバリーミッドウェイから発表されたアクションシューティングゲームです。

同一画面で3人同時プレイが可能となっています。かなり単調な内容だと思うのですが、不思議な魅力も持っていて漫然と遊び続けられます。やり込んでいない事もあり評価し難い作品です。


Tapper
タッパー ★★★

1983年にバリーミッドウェイから発表された固定画面アクションゲームです。

内容としてはゲーム&ウォッチの豪華版とでも云えば良いでしょうか。
インベーダーよろしく徐々に近付いて来る客にビールを注ぎ投げ渡します。一見して把握出来るシステマチックなゲーム内容は個人的に好みです。馬鹿らしい雰囲気も楽しませてくれます。


Timber
ティンバー ★★★

1984年にバリーミッドウェイから発表された固定画面アクションゲームです。

4方向レバーで木こりを操作して、それぞれの方向に対応した左右2ボタンで木を切り倒します。
これもゲーム&ウォッチ的な内容ですね。キャラもタッパーのバーテンと類似しています。
アタリ作品がハリウッドの意欲的大作だとすると、ミッドウェイ作品は商業的なB級映画と取る事も出来るでしょう。詰まらなくはないけれど何も残らない……と云った感じです。

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