ゲーセンUSAミッドウェイアーケードトレジャーズ ~その1
7/28号のファミ通によると上記タイトルが秋頃にプレステ2で発売されるそうです。
ミッドウェイとは云い条アタリの作品が半数以上を占めていて、ウイリアムズの作品も幾つか入っています。そして収録ゲーム数はなんと32本! かなりのお買い得感がありますね。
1980年以降90年までの名作がずらりと揃えられたラインナップには、マニア垂涎を通り越して失禁脱糞を催されてしまいそうです。
と云う訳で、何回かに分けて全収録作品を紹介して見たいと思います。先ずはアタリゲームズの紹介から。★印は個人的なお奨め度数ですのでご参考まで。
720° ★★★★★
1986年にアタリゲームズから発表されたアクションゲームです。
特殊回転レバーによりスケボーの向きを制御してキックボタンで前進、ジャンプボタンを組み合わせる事で様々なトリックを披露します。
ゲームにし難い題材を上手く調理してあり、最高にクールでポップな作品に仕上がっています。格好いいアップライト筐体を含め当時ゲームセンターで最もお洒落な佇まいを持っていたのが本作でした。
内容も素晴らしくただ操作しているだけでも楽しいと思わせてくれます。ただ最初のトレーニング面のタイム設定が厳しく、本編に進めないままゲームオーバーとなってしまうパターンも能く見受けられました。洋ゲーならではの説明不足もあったと思いますが、現在に家庭用として遊ぶ分には心配するに及ばないところでしょう。
やや特殊な操作性がどのように再現されているかが見物であり心配な部分ではあります。
APB ★★★
1987年にアタリゲームズから発表されたカーチェイスアクションゲームです。
2Dのドライブ物なのですが、アップライト筐体にハンドルとアクセル、ブレーキ、サイレンボタンが付いていたと思います。あと武器ボタンもあったかな?
内容としてはファミリーサーキットと同等な任意スクロールシステムが採用されており、チェイスHQのように犯人を捕まえる……と云えば分かり易いでしょうか。
犯人を捕まえる方法がドライブ物としては独自なシステムとなっています。ゼビウスのような自機前方に配された照準を敵に合わせてサイレンボタンを押すのです。亜種ながらゼビウスの系譜に含んでも良さそうな内容ですね。また敵にぶつかり破壊する事ででも逮捕出来ます。
ミスの条件が何種類か存在するのも面白いところです。タイム切れ、ガス欠、交通違反など。
私は殆どプレイした事がないので評価し難いのですが、遊び込む事で面白くなりそうな作品だとも思います。同作者は他にミサイルコマンド、テンペスト、アイロボットなども手掛けた名ゲームデザイナーです。
ガントレット ★★★★
1985年にアタリゲームズから発表されたアクションRPGシューティングです。
4人同時プレイが可能な事からパーティーゲームとしても楽しめるでしょうね。シンプルな内容が現在に遊んでも十分に楽しませてくれます。
以前書いた記事がありますので宜しければ参照して下さいませ。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2004/11/post_16.html
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2006/04/mame_icons_07.html
ガントレットⅡ ★★
1986年にアタリゲームズから発表されたガントレットの続編です。
ゲームシステムは前作と同様なのですが、かなり意地悪な内容となっていて遊んでいて楽しいとは云えなくなってしまいました。前作を遊び尽くしたファン向けですね。
ペーパーボーイ ★★★
1984年にアタリゲームズから発表された新聞配達ゲームです。
ザクソンのように斜め俯瞰から描かれたフィールド内を、自転車で走りながらポスト目掛けて新聞を投げ込みます。このようにリアルな日常をゲームにしてしまうのはアメリカならではのお家芸と云えますね。
日本にも多くの台数が設置されていた筈なのですが、遊んでいる人はあまりいなかったと記憶しています。ゲームに独自な世界観を求める日本では受け入れられなかったのでしょう。新聞を投げる習慣もありませんしね。でもこのバタ臭さ私は大好きです。
スーパースプリント ★★★
1986年にアタリゲームズから発表された固定画面レースゲームです。
この手のトップビューレース物って海外では大変な人気があるようですね。見た目でかなり地味な印象を受けてしまうのですが、遊んで見ると意外に熱くなれます。3人同時プレイ出来るのも良い部分だと思います。
ゲーム的に見てもブレーキングやドリフトを多用しなくてはならず、非常にテクニカルな趣を提供してくれる良作となっています。
チャンピオンシップスプリント ★★★
1986年にアタリゲームズから発表されたスーパースプリントの続編です。
コースが変更されただけで内容的には前作と殆ど変わりません。
日本では同年にアウトランが発表されていますので遊ぶ機会もなかった事でしょう。
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