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2006.08.18

彼について……1人目

Kokubunkunもともとはポスト・キムタク的な立場で売り出していた彼なのですが、アイドルがバラエティ番組のタレントと化した現在に生き延びる手段として、ここ数年でキャラクターの変更を行って来ました。

中途半端なバンド形式と肝心要のボーカルがド下手糞な負、与えられる楽曲の平坦さと詞の内容の陳腐さ。これでは生き馬の目を抜く音楽業界ならび芸能界では生きて行けません。日本最強のプロダクションの庇護があろうとも……。

そこで彼は路線の変更を画策しました。
デビュー当時に彼のキャラを形成していたであろう「斜に構えた藪睨み」は既にありません。現在の彼が導入したものは「庶民の側についた悩める瞳」なのですから。

特に秀でたルックスを持たない彼が三十路を前にして入手した必殺技と云えます。
眉をややしかめ、近くにある問題を解決出来ない非力さをアピールする為に遠くを見詰める……これで彼は一般庶民の側に立ち得ました。好感度もずんずんと伸びて行く事でしょう。

またキャスターとしての道を模索してYESMANの態度も装備したようです。
合いの手として「はい、はい、はい」と半ば今気付いたとする肯定を表現するのです。これで今迄の知識と勉強に対する向上心を相手に認識させる事が出来ます。
大して興味のないスポーツも選手名と要点だけを暗記して、解説者に逆質問する事で詳細を得ている印象を与えると云う技も覚えました。

何も悪い事ではありません。
和田アキコやタモリ、片岡鶴太郎だって行った世間への迎合です。あとは上手いこと知識人と称されるまでレベルアップ出来れば御の字でしょう。

しかし実際の彼は私の見立てで云うとこんな人間ではありません。
上に弱く下に強い、そして何よりも意地悪の炎をその瞳に見出せます。そんな彼が見せる「悩める瞳」や「屈託のない笑顔」でビールをおかわりする仕草に滲み出た偽善を感じる時、とてつもない嫌悪を催されます。

いや、これは私と云う卑屈な存在の僻目でしかありませんので、ファンの方はお気になさらないで結構ですよ。

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