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2006/09/06

ポリエステルパテ

Fputtyフィニッシャーズのポリパテを初めて使って見ました。
ここ最近その評判の良さは能く耳に挟むところではあったのですが、取り扱っている店舗が少ないのと、内容量に対する値段が高い(200gで¥1200)のとでなかなか手が出ませんでした。

通常ポリパテと云えば、老舗ワークのモリモリが値段も手頃(120gで¥980)なスタンダードとなってますね。
入手のし易さからで云えば、タミヤのポリパテ(120gで¥980)も代表格となっています。こちらは模型店はおろかプラモデルが売っているところであれば大抵置いてある筈です。

大多数のモデラーがそうであるように私も以前からモリモリを使っています。ポリパテの選択肢が殆どなかった頃からのお付き合いと云えるでしょう。タミヤポリパテは硬化後の緑色にどうしても馴染めなかったため使えませんでした。
フィニッシャーズを敬遠していた理由の一つもここにありました。専門誌の制作途中写真などを見ると、鮮やかな緑色をしていたので不自然に思えたのです。
長年モリモリを使用していたからか、ポリパテは黄色に限るとする刷り込みがあったのかも知れません。

実際フィニッシャーズのポリパテを使って見ると、嫌みのないヨモギ色に硬化しました。鮮やかな緑に見えたのは写真の嘘か、硬化剤を多く入れていた為だと思われます。
このヨモギ色はディティールを施した際に段差などが確認し易く、塗装の下地としても妨げとは成り難い考えられた色味に仕上がっていると云えるでしょうね。

それ以上に優れているのが食い付きの良さです。
これまでのポリパテに当然あって諦めるより他なかった最大の欠点がなくなっているのです。
色々実験して見たのですが、他社ポリパテへの食い付きも完璧、エポパテも同様。通常ならば相性の悪いプラスチックへもガッチリと食い付きました。
硬化時間も短く1分少々で半乾きとなるので、ガイドを作らなくても土手盛り出来ます。5分ほどで切除可能なまでに硬化、1日経つと完全硬化してかなり固くなります。
完全硬化後にカッターで手荒く扱って見たのですが、盛りムラなどから生ずる「欠け」も一切ありませんでした。

素晴らしいの一言に尽きます。食い付きの部分で不備が出て来ないようならアルテコの瞬着パテの代わりにも使えそうです。
ネックとなるのは値段だけなのですが(上記グラム数は容器込み?)、これは芯となる部分を他社ポリパテで賄い、細かいディティール作成はフィニッシャーズと使い分ける事で解決出来そうです。
一度使ったらもう手放す事が出来そうにないマテリアルに出会ってしまいました。あとは取り扱い店が増える事だけを願いたいところですね。

 
 

下の画像は職場の休憩中にちくちくと作っている1:60ドランタイプのコクピットです。
本体の黄色い部分がワークのモリモリ。
形状把握の為の仮キャノピーがボークスの造形村ポリパテ(500gで¥1800)。
後方のヨモギ色がフィニッシャーズとなっています。
白いところがプラ板、灰色がラッカー溶きパテです。

Ddd

以前ポリパテを使っていたら、その強烈な臭いで細君が倒れてしまった事から家で作業出来なくなっています。打開策として塗装ブースを購入し換気扇代わりに使おうかなと計画中です。

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