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2006.10.20

HGUC メタス(仮組み)

Methuss01

Zガンダム劇場版を見た事で何かこさえてみたくなったので購入しました。
特に好きなモビルスーツはなく欲しいと思える立体もなかったのですが、ぱっと見て最も格好悪そうなメタスに何か心惹かれました。模型的には変形する技術も見てみなかったし、スカスカなデザインなので内部を適当にゴチャメカでデコレートするのも楽しそうかなと思えたのが一因かも知れません。

Methuss05

ガンオタの友人に依れば、このメタスは百式ガンダムとゼータガンダムの中間に位置するモビルスーツだそうです。
モビルアーマーへの変形開発に失敗した百式の跡を継いで開発され、その技術がフィードバックされた事で完成したのがゼータガンダムなのだとの事。
これって後付の設定なんですかねえ? 私が当時見ていたファーストガンダムにも開発設定はあったと思うのですが、かなり適当なものだった筈です。しかし今ではかなり詳細な兵器開発史が存在しているみたいで驚かされます。

アニメには描かれていなかった自由な設定を個人個人が空想して勝手に作る……これが80年代初期のガンプラに於ける楽しみ方でした。それに比べて随分と窮屈な世界になってしまったのだなとも感じます。これって戦車などのスケールモデルが進んだ破滅への道と一致していますね。
しかしガンプラは同じ轍を踏まずに、体系付けられた詳細な設定の上に「if」の世界観を導入して別次元へと進んだようなのです。
モデルグラフィックス誌で連載されていた「ガンダムセンチネル」の流れと、セガサターンで発売されたシミュレーションゲーム「ギレンの野望」がその役割の大きな部分を占めていたのかなと考えられます。ガンダムと云う作品が生き長らえ現在にも人気を博している理由がここらにあるのでしょう。
アイテムが消費し尽くした後に必ず新しい楽しみ方が提供されているんですよね。これはメーカー側の努力とユーザー側の熱意が巧みに結びついた幸福な結果と見て取れます。世界的にも類を見ない稀有なケースでしょう。


と云う事でメタスなのですが、正直云って酷いデザインですね。
飛行機型へ変形する事を前提とした物であるにしてもバランスは悪いし、エルガイムからの流れを悪い方へと引きずったオリジナリティのなさ、間を持てない面の空間にはバーニアやインテークを付けて置きゃいいだろうと云う低俗さ……良い部分が全く見あたりません。
しかし実際に仮組みして立体を掴んで見ると、思っていたほど悪いものでもなく、逆に格好良くも感じられて来ました。プラモデル作りに基本的な作業を行うだけで見栄えの良い完成品が手に入れられそうです。

本当はサザビーを作ろうと思っていたのですが、「逆襲のシャア」が予想以上に面白くて思い入れが出来てしまった事から、ちゃんとした物を作りたいと云う気持ちが芽生えてしまいました。キットの出来が良いとは云えないサザビーだけにかなりの労力が必要となりそうです。現在プラモに使える時間があまり見出せないので、先ずは手軽に作れそうなメタスあたりから手を付けようかなと考えています。と云いつつ完成しない模型が増えて行くんですけどね。

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2006.10.11

MG サザビー(仮組)

Sazab01先日、仙台ボークスがリニューアル閉店セールを実施しているとの情報を仕入れたので出掛けて見ました。
全品ほぼ半額だったので、カッターメスや瞬間接着剤など入り用な備品と、特価ワゴンに積んであったプラモを幾つか購入しました。
手持ちがなくなったのでまた来ようと思い、ドラゴン社のⅣ号戦車とエレファントのプレミアムエディションに目星を付けて帰宅。しかし翌日には既に売り切れとなっていて悄然としてしまいました。キャラ物やドールが専門の店だから戦車など誰も買わないと思っていたんだけどなあ……。

来たからには何か買わないと悪いのではないかと云うセールの雰囲気に飲まれて、色々見て回ったものの特に欲しい物はなし。
結局、箱が一番大きく見えたと云う理由だけでマスターグレードのサザビーを購入しました。定価が¥8000もするらしいので今回のような機会がなければ一生買う事はなかったでしょうね。

ただファーストガンダムしか知らない私ですので、サザビーには全く思い入れがありません。赤いからシャア専用だろうくらいの認識でした。
で仮組して見たのですが、う~ん、どうも格好悪い。デザイン自体もガンダムっぽくないし、人型のロボットとしても均衡が取れていない……。気分転換に軽く作ろうと思っていたものの気分が萎えてしまいました。

劇場版「逆襲のシャア」がサザビーの出典元でシャア最後の搭乗機である事が分かりました。と云う事で小学生の時以来となるガンダムの映画を観てみる事としました。
サザビーは特に活躍していませんでしたが、映画自体は大変楽しく感じられました。その証拠には続けてZガンダムの劇場版を3本とも観てしまったほどです。

ガンプラが未だに支持され続けている理由も分かったような気もします。
シリーズが定期的に放映されている事、また大抵の作品はDVDなどで観る事が出来ますし、物語と登場人物を絡めたメカニック演出……これだけで感情移入が出来てしまいます。
映画を観るまでは糞デザインだと思っていたメカ(ヤクトドーガやメタス、ギャプランなど)が格好良く思えて来ました。
実際に存在したドイツ軍のエースパイロット、ヴィットマンやハルトマンなどとアムロやシャアが肩を並べる錯覚さえ生まれ来そうです。

メディアの力は偉大だなと再確認しました。実際私が戦車模型を好きなのは幼少の頃に観た映画の影響ですし、スターウォーズのメカが好きなのも過去の刷り込みには相違ありません。この事から考えると模型業界はもっとマスメディアとのタイアップなどに力を注がなければならないのではないかとも考えてしまいます。
戦車やレシプロ機自体を見て格好いいと思う事は少ない筈なんですよね。逆に云えば戦車だけのモデラー、スターウォーズだけの信者がガンダムを見る事でモビルスーツを好きになる可能性もある訳です。
詰まらない矜恃を捨てて素直な感受性を持ち続けたいものだと思います。

えっ、サザビーですか? 勿論かなり格好いいモビルスーツですよ。

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2006.10.09

2周年

2nd

更新をさぼっている間に当ブログも2周年を迎えてしまいました。
このような記念日を記事にする意味も感傷も、ましてや思い入れだって正直ないに等しいのですが、この1年自分が如何に停滞していたかを公に懺悔する意味では必要なのではないかとも考えます。
そうして見失いかけている過大な目標を新たとし、また来年同じ懺悔を繰り返す過ちを入手するのです。

振り返って今年は相も変わらず停滞の年度でした。
大雑把な目標を決めて退屈な日々を積み重ねているのですが、計算の甘さが未熟を克服する事も許さず、怠惰が惰性を性癖と変遷せしめ詰まらない足を前進させません。
結果を欲している訳でもない脳が図らずも焦慮を眼前に用意すると、恐怖がまた足を重くしてしまうのです。
ここ十年来の変わらない創作に向けた自分を発見する瞬間でもあります。
多分正解だとする物を握ってはいるものの、何か恐れていて手のひらにある物を凝視し得ない臆病を体現しているとも云えます。自らがそう信ずるダイヤがギヤマン細工である可能性を否定したがっているのかも知れません。

私生活に於いては近親者の死を中心として、そこに群がる縁者が織り成す地獄絵図をじっくりと鑑賞出来ました。
個々のエゴから生ずる大小様々色取り取りの計算は、私に苦々しい憐憫を感じさせたに過ぎません。これが為にも生への執着は今迄以上に薄く感じられるようになりました。ここに可否の別はありません。
教訓めいた事を云わせてもらうならば「貧乏は血縁の中にも平然と垣根を作る」……ただこれだけの事でした。結果、私の母が幻想世界に籍を置く存在になった事実が残るのみです。

燕雀な私に取っては耐え難い娑婆苦である現実ですが、物理的に自らを解放する自由も手に入れていません。よって更新頻度も低くなっている当ブログではありますが、まだ継続して行きたいと考えている所存です。

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