1:144 HG ジオング 完成
なんとか年内に作り終える事が出来ました。
クリスさんと取引を密約したのが11月初旬だったので2ヶ月も経た事になります。当初の完成予定を随分と超過してしまい申し訳ない気分で一杯です。しかし一仕事終えた実感には安堵しております。
基本塗装後に提出した画像に満足を見出していただけたようなので、その印象を残したままでのフィニッシュとしました。
普段だとまだまだウェザリングを施して汚くして行くところなのですが、クリスさんの嗜好に添ってメタルのギラギラ感とグロス塗装のピカピカ度を優先した形となります。
自分の満足度が進むに従い他者の評価が下がって行くのを日頃実感しているので、丁度良い案配で終了出来たのではないかなとも思っています。
以下が今回の改修した部分です。
●頭部
モノアイのスリットを狭め、内部メカを金属パーツで作成。
またモノアイの下に来るパーツの合わせ目は不自然なので消去。塗装の利便を考えて後ハメ方式に。
アンテナ基部、耳にあたる箇所を丸みの帯びたラインに修正。
●胴体
胸部分が大きく見えるので、前方バーニアが付く位置を上に5㎜ほど移動。後方バーニアはそのまま。
面に色気がないので、面と面が重なる箇所に生ずる斜めのライン――所謂C面を大袈裟に。
●肩
中身がスカスカなので内側にエポパテで作ったアンコを入れる。
肩自体のデザインラインが最低だったので、下側をすぼませるようにして自然な形に修正(ここがHGジオング最大の欠点だと思います)。
●スカート
エポパテで約7㎜延長。
多分パーフェクトジオングの商品展開を考えていた為に故意に短くしていたものと思われます。改修した事で結果的にMGジオングのアウトラインに近くなりました。
スカート内部を大袈裟にディティールアップ。
●ディスプレイスタンド
短すぎて不自然に感じたので2㎝ほど延長。
ここだけまだ塗装していません。メタルアイアン下地→スモークをスプレーとする予定。
と、こんな感じでしょうか。スカート延長以外は殆どパテ類を使わずに行えるプロポーション改修ですので、これからHGジオングを作る方には同様をお奨め出来るのではないかと思います。いずれも難度が低い割には効果的な改修になっています。
塗装が終わったあとに遊び心でスカート後方にメタルテープを貼って見ました。
当初の予定だとここは白黒のストライプで同様なラインを書き込む積もりだったのですが、メタリック好きのクリスさんに向けてこのようにしました。ちょっと地味だったかな?
あとは来年早々にでもクリスさんのもとへ発送して「秘密の取引」を結び完了としたいところです。
このような機会でもなければ絶対に作る事がなかったと思われるHGジオングでしたが、シルバーの新しい塗装方法を考えついたり、ジオングの格好良さを再認識させられたりと楽しんで作る事が出来ました。クリスさんには重ね重ね感謝の気持ちで一杯です。
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