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2008.01.20

NAMCO_ICONS

Namco

少しずつ作り溜めていたアイコンです。今回の物はナムコのオールドゲームのみを抜粋したものとなっており、MAMEで「小さいアイコン表示」した際でも認識出来るようにシンプルなものを目指しています。
54種類のアイコンがありますが、以前のようにゲーム中のキャラクターを網羅する形を取らずに、それと分かり易い代表的なアイコンを1ゲーム1種類揃えたものとなっています。

圧縮状態で84KB、展開すると444KBになります。宜しかったらお使い下さいませ。

「namco.icon.zip」をダウンロード

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2008.01.12

MAME 0.122u4

久し振りにMAMEをバージョンアップしてみました。以前使っていたのが0.117だったので随分と経っていますね。その間の更新内容などはMAME E2JさんやEmuNaviさんで軽くチェックしてはいたのですが、「忍者くん」の開幕パターン検証以外では殆どMAMEに触れず終いで過ごして来ました。
と云う訳で個人的に気になっていた部分などを見て行きたいと思います。

Sf3

先ずは0.116u2から動作可能となったCPS3の作品は外せませんね。
「ストリートファイターⅢ」シリーズ3作、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ2作、いままで移植版さえなかった「ウォーザード」。いずれも高いエミュレート精度を誇っているようです。
解読不可能とされて来た暗号のヒントが制作者たちの生年月日だったと云うのも驚きでした。

私はプレイヤーとしてではなくゲーセンの店員としてCPS3に触れていたのですが、正直云ってあまり良い印象はありません。結果的に見て「ストⅢ3rd」は現在でも安定した高インカムを稼ぐ長寿作品となりましたが(AMジャーナル誌では月間インカムTOP20に必ずランクインしています)、当初の売上は散々だったと云わざるを得ません。特に「ウォーザード」は酷いもので客が全く付かず稼働一週間で撤去してしまいました。
「ストⅢ」はキャラクター性の低さと新システムが浸透せずに面白さを理解させられませんでしたし、「ジョジョ」は最初だけ売上が良かったものの短命で終わりました。

しかし現在にMAMEで腰を据えて遊んで見ると、いずれも丁寧に作られた良作だと感じられますね。作品の価値を改めて見直せると云う意味でもエミュレータには存在価値があるのではないでしょうか。


StarbladCybsled

ナムコシステム21のエミュレート精度が向上しているのは個人的に最も嬉しいニュースです。
いままで表示されていなかった「スターブレード」の地平線ほかグラフィックス再現。「ソルバルウ」の青空表示。未対応だった「サイバースレッド」が動作可能と盛り沢山の内容です。
「ウイニングラン」「エースコンバット」などはまだプレイ可能とは云えないものの、これからに期待出来ますね。


Vr

セガMODEL1ボードの「バーチャレーシング」もプレイに差し障りのない状態になっています。「バーチャファイター」のグラフィックごみと空中コンボが入らない部分はまだ修正されていないようです。

MODEL2の対応も徐々に進みつつありNAOMI基板にも動きがあるようなので、これからの動向にも目が離せませんね。


Sw

アタリ「スターウォーズ」の操作系統が改善されていました。実際にマウスを用いプレイしてみたところ良い感じで動いています。久々に小1時間ほど遊んでしまいました。


Dk

任天堂「ドンキーコング」は本来の色が出力されているそうですが、当時ハック物の「クレイジーコング」と半々で遊んでいた私には判断が付きません。
また、動作がかなり重くなっていると聞いていたので、サブPCのpen4-1.6Ghzで試してみたところギリでフルフレーム出ると行った感じでした。オリジナルCPUがZ80カスタムだと云う事を考えると確かに激重ですね。

ナムコ「ギャラクシアン」の背景も本来の姿を再現しているとの事。しかし0.117では問題のなかったBGMが変になっていますね。敵が少なくなると音楽ループが異様に早くなってしまっています。


G4

コナミ「グラディウスⅣ」はどの程度のフレームレートが出るかと思い起動してみたのですが、プレイ中に強制落ちしてしまいました。0.117では重い以外に差し障りがなかったんですけどねえ。これは私のPC環境によるものかも知れませんので何とも分かりません。


休日だった事もあり久し振りのMAMEライフを楽しんだ訳ですが、動作検証したりお気に入りフォルダを作り直したりと充実した時間を過ごさせて貰いました。
以前に比べるとめぼしい新規対応などはなくなり、時に方向性を見失い迷走しているかのように写るMAMEですが、様々な楽しみ方を提供してくれる宝箱のような存在である事に疑いを持ちません。これからも1ファンとして行く末を見守り続けたいと思っています。

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2008.01.03

ヴァンガード

Vanguarj

1981年にSNKから発表されたビデオゲームです。

基本としては右方向への強制横スクロールシューティング物なのですが、画像右上の面マップを見ても分かるように、斜め下、斜め上、真上へとそのスクロール方向を変化させて行きます。

ショットボタンが4つあり、それぞれ上下左右へのショット打ち分けを可能としています。
これは当時にして斬新で現在から見ても珍しいシステムと云えますね。

面の途中途中に設置してあるエネルギーゾーンを通過すると、自機が虹色に輝き無敵となります。この間は敵、敵弾はおろか地形さえも削りながら進めると云う豪快さ。
ショット方向を随時指定しなければならない戦略性と併せ、メリハリのあるゲーム性が生じています。
周回を重ねる毎にスクロール速度が上昇して行くのもまたスリリングでした。

地形によって変化する豪華絢爛なグラフィックスと複雑なゲーム性に魅了されて、小学生だった私は毎日夢中になりプレイしていた記憶があります。

本作はコナミの「スクランブル」を元に開発されたゲームではないかと考えられます。
進行方向が変化するシステムを搭載する事で4方向ショットが考案されたか、4方向ショットありきで地形の変化が必要になったのかは判然しませんが、グラフィックスやサウンド面にも「スクランブル」の影響が垣間見られます。

「スペースインベーダー」に対しての「オズマウォーズ (1979)」と云い、後年の「フロントライン」「戦場の狼」に対する「怒 (1986)」と云いSNKは有り物を利用した独自アレンジに長けていると云えますね。

余談ですが、地形スクロールの変化やドリルレーザーあたりを見ると、直接的ではないものの「沙羅曼蛇 (1986)」への影響を感じる事も出来るかと思います。

20数年振りにMAMEで起動して見たのですが、現在にプレイしても十分に楽しめる内容でした。ビデオゲーム黎明期に見られた古臭いゲームシステムの文法があるものの、ことゲーム性に関しては当時の輝きを失っていません。これはショット打ち分けシステムに後継が少なかった分、私たちに免疫の付いていないが為の恩恵とも云えるでしょう。
シンプルながら複雑で面白い……これが現在に於ける「ヴァンガード」の評価ではないかと思います。

年譜の欠如は手垢の見られない骨董を新品に変化させる……とも考えられますね。


以下はプレステコントローラーで遊ぶ際のcfg設定です。ボタンの並びとショット方向を一致させているので遊び易くなる筈です。温故知新いまでも十分に熱く楽しめる名作ですよ。


P1ボタン3……× 下ショット(ボタン 2)
P1ボタン4……△ 上ショット(ボタン 0)
P1ボタン2……○ 右ショット(ボタン 1)
P1ボタン1……□ 左ショット(ボタン 3)

またボタン全ての連射を常時ON(速度 1)にしても良いと思います。

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2008.01.01

謹賀新年 2008

お正月とは全く関係ないのですが、プロモデラー平田英明さんのブログに興味深い記事が載っていたのでご紹介します。

http://hiratahideaki.blog8.fc2.com/blog-entry-502.html

具体的には「ホビージャパンプラス」と云う模型誌に、現在入手出来る最もポピュラーな模型ハウツー本「ノモ研」でお馴染みの古参モデラー野本憲一さんが、筆塗りを推奨する記事を書いていた……と云うものです。

模型を趣味としていない方には「なんのこっちゃか分からない」話だと思うので簡単に要約しますと、
野本氏はホビージャパン誌を通じてこれまでエアブラシによる塗装方法を推奨して来た第一人者と云えます。その氏が突然いままで散々時代遅れだ的に貶めて来た「筆塗り」に乗り換えたかのような態度で阿世している……と云った内容です。

私の印象だけで云わせて貰えば、野本氏は映画界で喩えるとプログラムピクチャー監督かなと思われます。適度な技術を持っているもののポリシーが少ないか人が好く優柔不断な為に組織からは使いやすい人材……それだからまだ意見を持ち得ない初心者の為のハウツー本を執筆出来る。

ハウツー本好きな私は「ノモ研」別冊を全て購入しています。もちろん模型を作る際の参考になる良書である事に疑いを持ちません。しかし中級者以上の目からすれば当たり前すぎる行程と技法に飽和感を覚えてしまうのもまた事実です。毒にはならないものの良薬とも成り得ない。風邪を引いたあとに飲む「ルル」みたいな存在とも云えるでしょうか。

「横山宏Ma.k.モデリングブック」以降、模型界に(特にプロモデラーの間で)筆塗り流行の兆しがあるのは確かだと感じます。
エアブラシ塗装のマンネリズムと無個性化は個人に作家性を付与しない弊害を生みました。プロモデラーである彼らが筆塗りと云う個性を発揮し易い原点に戻ろうとする流れは自然のものと云えるでしょう。塗装はエアブラシ以外に有り得ないとして来た野本氏だとて例外ではない筈です。特に氏の得意分野は筆塗りと相性の良いボトムズですしね。

詰まるところ、今回の筆塗り推奨論はどちらかと云えばホビージャパン誌側からの要求ではなかったかとも考えられます。
10年前から5年前だと「エアブラシ特集」としただけでHJ誌は随分と部数を伸ばしたそうですが、ハンドピースの普及と技術の一律化と云う役目を終えた今、それだけでは部数が伸びなくなった。それならば温故知新お抱えライターたちも夢中になりつつある「筆塗り」を推し進めて見ようではないか……こんな企画会議があったのではないかと穿つ事も出来ます。ただでさえ電撃ホビーに専門誌一位の座を奪われてしまっている訳ですから、新しい何かを打ち出したいとするのは急務であった筈です。

私自身は野本氏を悪の権化とまでは思わないのですが、筆塗り一本で今迄やって来た平田さんからすれば、矢面に晒してしまいたい気持ちがあるのも当然であり立派な仇討ちであるとも感じます。
取り敢えず結論が出る類のものでもないのでここらで終わりにします。ただ模型界のようなミニマムな業界でもこのよう興味深い論争があるのだと知っていただけたならば幸いです。


野本氏の事を「毛沢東に似ているあの人」と云ってしまう過激な平田さんは時として敵を作ってしまう方だと思うのですが、少年のような佇まいを備えたユーモアのあるキャラクターとして慕われています。大人の計算をし得ない為か多少迂闊なところがあるものの愛くるしくて憎めない方ですね。私も個人的に平田さんの大ファンであります。
モデラーとしても一流で専門誌の作例の他、最近では食玩やキューブリックなどの原型制作も多く手掛けています。
フジテレビCS「プラモつくろう」に出演された回は、筆塗りで模型を仕上げる醍醐味と楽しさがダイレクト伝わって来る放送でした。機会がありましたら是非多くの方に見ていただきたいと思います。プラモデルが作りたくなる事を請け合いますよ。

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