警察のエゴ
「早く捕まえてごらん」
事件前日に犯人から挑発された茨城県警は、エリート意識から来る慢心と詰まらないエゴを発揮してしまいました。結果はご存じのように8人の死傷者を出す大惨事へと発展。
事件を未然に防ごうとするならば私服警官を配置する意味はないでしょう。
制服はひと目でそれと判然させる象徴でもある訳ですから、警邏または巡邏している警官がいれば事件は起きなかったかも知れません。
犯人が変装する可能性がある事を考慮し得なかったのでしょうか? いえ看破出来るとするエリートのエゴが感じられます。
事件が起きて周囲から巻き起こった喧騒に慌てふためく私服警官たち。彼らはトランシーバーなどの連絡手段も持参していませんでした。犯人は自らの思うように事を貫徹し得ました。
結局のところ警察は市民を守ってはくれないのです。
今回の事件で分かったのは、事件を未然に防ぐ為の措置以上に警察が自らの面目を守る事に躍起となった事実です。
犯人を捕らえる……ここにしか思い寄らなかったが為に凶行は起きてしまったのです。
「最善を尽くした。不備はなかった」
茨城県警署長の悪びれない自信満々な記者会見模様からもその体質が如実に表れています。
無能だけれどもエリート意識だけには長けている国家警察に、間接的にではあるけれども殺されてしまった犠牲者の方には心よりお悔やみを申し上げます。
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