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2011.02.23

My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 9

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●スターフォース
ハドソン 1985年6月25日発売

ハドソンが「ロードランナー」の次に目を付けたのは、前年にアーケード版がスマッシュヒットしたテーカン(現テクモ)の縦スクロールシューティングゲームでした。高橋名人と云うカリスマを仕立て社会現象まで起こしたのですから、素晴らしい眼力と云わざる他ありません。ゲーム自体も良く出来ていましたので、企画開発、営業広報販売が奇跡的な力を発揮していたとしても良いと思います。

原作であるアーケード版は出荷当初こそマニアらしき方たちがプレイしていましたが、出荷台数の少なさからか大したヒット作と云う訳でもなかったような気がします。実際いつでも待たずにプレイする事が出来ました。この当時人気作の周りには常に人垣があり、テーブル筐体の上に¥100硬化を置いておくなどして順番を待ったものです。スターフォースに限って云うとそのような記憶が全くありません。ゲーム内容からグラフィックス、サウンドに至るまで素晴らしい作品なんですけどね。

そんな不遇の名作に脚光を浴びせたのがハドソンの移植版と云う事になります。コロコロコミックと連係した宣伝戦略と足を使った全国キャラバンで、一躍スターフォースは時の名作となった感があります。

私は以前から細々とアーケード版で遊んでいた為、この流れには敢えて乗りたくなかったと云うのが正直なところです。

アーケード版の記事はこちらです。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2004/12/post_16.html


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●エレベーターアクション
タイトー 1985年6月28日発売

原作であるアーケード版が発表された1983年当時、本作はドラマチックな構成と展開、ゲームとしての面白さで大ヒットしました。ハード側の制約とゲームは架空のものであるとする縛りが、リアルな等身を持つ人間を主人公とはし得なかったのです。そんな状況に風穴を開けたのが本作の功績と云えるでしょう。以後の同社「影の伝説」もその流れを汲む作品のひとつですね。

それから2年後に移植されたファミコン版なのですが、この頃になると斬新であった筈の人間キャラも当たり前のものとなっており、ゲーム性の薄い本作は凡百のゲームと変わるところを持たなくなってしまいました。せめてこの1年前に移植されていたならばと思わせる残念な作品と云えるでしょう。


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●フィールドコンバット
ジャレコ 1985年7月9日発売

原作は同年に発表されているアーケード版なのですが、私はオリジナルをプレイした事がないんですよねえ。稼働しているところを見た記憶もありません。ゲーセンパラダイスと呼ばれていた仙台駅周辺でもこんな感じだったのだとすれば、よほど出荷台数が少なかったのか印象に残らないゲームだったのでしょう。

ファミコン版も地味な印象しか残さない作品となっています。
ギャラガよろしくトラクタービームで敵を捕獲し、将棋の駒のように味方として利用出来る……と云うゲーム内容です。なかなか考えられたシステムなのですが、ゲームとしては面白く仕上がっていません。
もともと縦画面のゲームを横画面にした為、敵が唐突に出現する嫌いがありますし、味方システムも錬られていない感ありありです。自機の攻撃力も貧弱なので何を楽しめば良いのか分からないゲームとなっています。
上手く作っていれば現在のタワーディフェンス系のような作品になっていたのかも知れませんね。


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●ロードファイター
コナミ 1985年7月11日発売

原作はこの前年に発表されたアーケード版となっています。
ゲーム内容はトップビューの2Dレーシング物となっており、ビデオゲーム黎明期の同ジャンル作を当時のグラフィックスで蘇らせたら……と云う方向性から作られたものだと思います。スーパーカー消しゴムのように小さな自車を操作するシンプル極まりない内容なのですが、個人的に大好きな作品です。

ファミコン版は2コース減少しているものの良く出来た移植物となっています。スピード感もありますし、操作性もかなり良好です。
ただ横画面モニターで遊ばなければならないので、ゲームシステムの都合上、上方向から出現する敵車が認識し難い欠点を持っています。その点でアーケード版よりも咄嗟の判断を余儀なくされています。これは致し方がない部分でしょうね。

現在でも少し遊んでみる分には楽しめる佳作となっていますよ。


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●ワープマン
ナムコ 1985年7月12日発売

1981年に同社からアーケード版でリリースされた「ワープ&ワープ」を現代風にアレンジした作品です。
それまでの忠実な移植を行って来たナムコットシリーズとは趣を異にするゲームと云えますね。これはアーケードゲーム基板の高性能化につれてファミコンへの移植が難しくなっていた為の苦肉の策だったのかも知れません。それでも本作は小粒ながらも楽しめる作品には仕上がっています。

原作の「ワープ&ワープ」は任天堂のアーケード版「シェリフ(1979)」に材を求めたシューティングゲームだとは思うのですが、お世辞にも良く出来た作品とはなっていませんでした。
「シェリフ」自体は「スペースインベーダー」の持つ敵侵略型システムの亜流変形とも呼べる作品なのですが、「ワープ&ワープ」を経て「ワープマン」が開発される段階でこの事実が忘れ去られています。その為に「ワープマン」と云うゲームには核が見えない曖昧さが付き纏っているように感じます。
シューティング部分の爽快感などは良く出来ているものの、目的が判然しないゲームに見えるのはその所為ではないでしょうか。

このような制作側の手落ちと不勉強は、二卵性双生児とも呼べる「バトルシティ」で後日落し前を着ける事となります。

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