« My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 23 | Main | My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 25 »

2011.03.15

My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 24

85_j_201103071850211

●ジャイロダイン
タイトー 1986年3月13日

原作は1984年に発表されたアーケード版となっています。
ゼビウスの亜流作品としては細々と手の入ったゲームシステムを持った作品と云えます。悪い出来ではないのですが、消化不良、若しくは練り込み不足を感じさせるものとなっています。

縦画面のゲームを横画面モニターへと移植する際には、それ相応のバランス調整を行わなくてはいけないのですが、ファミコン版はAC版の画面を半分にぶった切っただけと云う印象のものとなっています。
その為に敵が唐突に出現するようにも見えますし、自機ショット左右への振りが小さく感じられます。ショットの連射性能が高いシステムが取られているので、ゲーム性と云う点では良く出来ているものの、ゲームとしての完成度は著しく低く感じられます。

併せて「ゼビウスの系譜」もご覧下さい。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2006/02/strongstrong_880a.html


86_emi_j_201103071853532

●ハイドライド・スペシャル
東芝EMI 1986年3月18日発売

原作は1984年にT&Eソフトから発売された国産PC版で、PC-8001シリーズから始まりほぼ全ての国産PC及びMSXに移植されています。
日本国内では本作の登場特大ヒットによりRPG元年を迎えたとしても良いでしょう。リアルタイムアクションゲームとRPGがこれほど相性の良いものだとは……と業界に知らしめた記念碑的作品としても重要な存在ですね。

ファミコン版は原作から2年後と云う期間を隔てて発売されています。この間「アクションRPG(アクティブRPG)」は他社からも様々な作品が発表された事で、不動の人気ジャンルとして定着していました。
ファミコンへの移植に際しては登場したばかりの続編「ハイドライドⅡ(PC1985.12.13)」から「魔法システム」の要素が追加されました。が、機を逸した移植であるのは明らかでした。
既に「ゼルダの伝説」を遊んでいたファミコンユーザーが、地味な経験値稼ぎをゲームの拠り所とする「ハイドライド」を楽しめる訳がなかったのです。
同じくトップビュー視点のゲームとしても「ハイドライド・スペシャル」はあまりにも不出来過ぎました。シャープX1版のように美しいグラフィック、スクロール画面が用意されていたのだったら未だしも、MSX版をケバケバしく下品にしたかのようなグラフィックスには興醒めさせられました。

しかしゲームとしての完成度、面白さは折紙付きであるので、ちまちました経験値稼ぎを楽しいと思える方でしたら遊ぶ価値はあったと思います。事実PC版をクリアしていた私も改めてファミコン版を楽しめました。ただ現在に楽しめる作品ではなくなっているのは確かなところです。


88_j_201103071907069

●マグマックス
日本物産 1986年3月19日発売

ニチブツ参入第一弾ソフト。原作は1985年に発表されたアーケード版となっています。
グラフィックスがやや小汚くなっていますが、ゲーム内容とゲーム性が忠実に再現された移植作品と云えます。

サイドビューを疑似3D表示する表現以外には特筆すべき内容を特に持たない作品ではあるものの、ゲームとしては手堅く纏められておりなかなか楽しめます。
とは云っても、これは美しいグラフィックスを持つAC版に限った話で、ファミコン版は唯一の美点を奪われた作品として平凡以上の何物も提供してくれません。


87_j_201103071900505

●バルトロン
東映動画 1986年3月19日発売

東映動画参入第一弾ソフトは既存のキャラクター物ではなくオリジナル作品でした。
オリジナルとは云い条、ゲーム内容は米ウイリアムズ社から1980年に発表された不朽の名作「ディフェンダー」と酷似しています。

アーケード版「ディフェンダー」の記事はこちらです。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2005/02/post_1.html

正直云ってしまうと原作の劣化コピーですね。まともな技術力で真面目に作っているのは分かるのですが、「ディフェンダー」の良い部分が出涸らしの如く薄くしか感じられません。原作を知らない世代にはクリア条件も曖昧で分かり難かったのではないかと思います。
複雑な操作系統を上手く十字キーに割り当ててあるし、悪い作品ではないのだけれども……制作者の勉強不足が露呈しているなと云う印象です。


89_j_201103071911479

●タッグチームプロレスリング
ナムコ 1986年4月2日発売

原作は1983年にデータイースト(開発テクノスジャパン)から発表されたアーケード版となっています。
AC版はビデオゲーム初のプロレスを題材とした作品として人気を博しました。
システマチックで洗練された操作系統は以後の同ジャンル作品の雛形となり、現在まで脈々と受け継がれて来ました。

相手と組んでからボタンを押した回数で技が変化すると云うシステムで、連打する事で大技が決まるのが熱くなれるところです。
ファミコン版は原作とは画面構成が違い、技名も表示されないのですが、ゲームの面白さは忠実に移植されています。

しかし、何故この時代にナムコからこのゲームが……と云う怪訝を提供されました。ナムコ伝説が傾きかけているのを意識し始めた作品としても心に残っています。

|

« My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 23 | Main | My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 25 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/57777/51122699

Listed below are links to weblogs that reference My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 24:

« My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 23 | Main | My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 25 »