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2011.03.09

My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 21

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●エグゼドエグゼス
徳間書店 1985年12月21日発売

徳間書店参入第一弾ソフト。原作は同年にカプコン社が発表したアーケード版となっています。

これも大いに期待を裏切られた移植作です。AC版はゲームとして欠点はあるものの、当時の最先端を行くグラフィックスでマニアの間では人気となっていました。私も大好きな作品で入荷したゲームセンターまで遠路自転車で30分かけて遊びに行っていた程です。

発売元が当時の花形誌「ファミリーコンピュータMagazine」の徳間書店だったので、雑誌を挙げての広告連動記事に期待感を煽られたものの、いざ発売されて見ればトホホな酷い移植にがっかりさせられました。
同じく移植失敗作と見做されるカプコン社「1942」には、まだ出来る限り忠実に移植したいと云う気持ちが見えましたが、本作にはそれさえも皆無。お座成り感ありありの最低移植と読んでも差し支えない程でした。

これは有名な話ですが、キャラクターオーバーで画面がちらつく不備を、説明書には「敵のフラッシュ攻撃」と書いてあります。このような詭弁で子供を騙そうとするのも言語道断ですね。

しかしこれ以降「ファミコンは儲かる」と云う認識のみで新規参入した心ないメーカーが、救いようもないクソゲーを垂れ流して行く事になります。

アーケード版の記事はこちらです。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2004/12/post_2.html
併せて「ゼビウスの系譜」もご覧下さい。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2006/02/post_e05f.html


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●ロットロット
徳間書店 1985年12月21日発売

「エグゼドエグゼス」と同時発売なので本作も徳間書店参入第一弾ソフトと云えます。
原作はテクノポリス誌への投稿プログラムで、それを元にアイレムがAC版へとリメイクしたものの移植となっています。

風変わりなアクションパズル物なのですが、アイディア性に優れている上ゲームとしても良く出来ています。
ゲーム内容は以下の通りで、赤いマーカーを動かすと3秒遅れで青いマーカーが釣られて移動します。ボタンを押す事で互いのマーカーが置いてある位置のボックスを交換。ボールを最下段に落とすと点数が入ります。左最下段のボックスにボールがあると下からカニが出て来て、糸を切られるとミスと云うルール。

簡単に云うとパニック系のアクションパズルですね。同タイプの物としては日本物産「フリスキートム(AC1981)」コナミ「ガッタンゴットン(AC1982)」BPS「パイプドリーム(SFC1992)」などがあります。

AC版の美しいグラフィックスに較べると小汚い感じになっていますが、現在に遊んでも十分楽しめる作品に仕上がっていますよ。お奨めです。


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●ぺんぎんくんWARS
アスキー 1985年12月25日発売

原作はUPL社が同年に発表したアーケード版となっています。
可愛らしいキャラクターと乗りの良いBGM(当時のアイドル歌手、石川秀美の「もっと接近しましょ」)で楽しそうなゲームなのですが、実際に遊んで見るといまいちな作品と云えるでしょう。

それぞれの敵キャラクターには個性付けがされており、その対処法が分かると面白くなるタイプのゲームではあります。しかし、そこに気付けないまま放擲してしまったユーザーが多かったはずです。
作者の藤沢勉さんも「ユーザーに面白さが伝わらなかった」と愚痴をこぼしていましたが、それを伝えるだけの努力と施策が足りないだけではないかとも思います。また一対一で闘う内容にした時点でゲームシステムが決まってしまったのでしょうから、これは題材が悪かったと云っても良いのかも知れません。個人的には好きな作品なのですが。


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●ツインビー
コナミ 1986年1月4日発売

原作は1985年に発表されたアーケード版となっています。
ファミコンのシューティングゲーム十指に数えても差し支えない作品だと考えます。

AC版は話題にこそなりましたが実質それほどの人気作とはなり得ませんでした。本作のポップな世界観とゲーム内容はファミコンに移植された事で評価を得たのだと考えます。それまでシューティングゲームに興味のなかった、または難しくて手が出せなかった女の子でも遊んで見たいと思わせるに十分なキャッチーさを持っていたと云えるでしょう。

AC版の「ツインビー」は未完成の佇まいを残した作品で、ゲームバランス的にかなり歪な印象を抱かせます。練り込み不足の不安定感とでも云いましょうか。個人的にはそこが一番の魅力だとも思っています。

それに対してファミコン版「ツインビー」はシューティングゲームとしての体裁が上手く纏められています。悪く云えば平凡に近付いてしまった感があるとも云えるでしょう。
ただ、これが為にミリオン級のヒット作になったのは疑いを持たないところだと思います。

アーケード版の記事はこちらです。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2004/12/post_9.html
併せて「ゼビウスの系譜」もご覧下さい。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2006/02/strongstrong_bd44.html


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●ソンソン
カプコン 1986年2月8日発売

原作は1984年に発表されたアーケード版となっています。
キャラクターのみで云えば「ツインビー」にも劣らない可愛らしさを持っており、同様に女の子受けしても良さそうな作品にも見えるのですが……。そうならなかったのは、移動制限のあるフィールドで敵が四方八方から攻めて来る難度の高さが原因でしょうね。
ゲームとしては画面全体を把握して、次に倒すべき敵を効率よく片付けて行く……と云う流れで進んで行きます。こういうのって女の子が最も苦手とする作業だと思うのですが如何でしょう。

本作は「ツインビー」と違って元から女性に向けたゲームではないので、この話自体がナンセンスではあります。ただキャッチーなキャラクターが勿体ないなと思っただけで書いてしまいました。

原作を忠実に移植しようとしているファミコン版ではありますが、AC版よりも難度が高く感じるのは頂けない部分ですね。これは自機ショットの出が悪い事に起因しています。「1942」同様グラフィックスの再現に力を入れ過ぎた為にゲーム内の処理が追い着いていないのです。連射していれば倒せるはずの敵が倒せていないと云う状況によく陥ります。これは理不尽以外の何物でもありませんね。ファミコン向けの作品だと思うだけに残念でなりません。

アーケード版の記事はこちらです。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2004/11/post_4.html

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