« My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 13 | Main | My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 15 »

2011.03.01

My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 14

55_j_201102080035130

●プーヤン
ハドソン 1985年9月20日発売

原作は1983年にコナミが発表したアーケード作品となっています。
ビデオゲームが黎明期から発展期にかかろうかと云う時期の作品と云う印象です。ゲームシステムに古い文法を残しつつも、ゲーム性がゲームらしい豊かさに満ちて行った時代とも云えるでしょう。

ハドソンが移植したファミコン版は時代に即した小さなアレンジが施されており(主に隠し要素)、アーケード版よりも遊び易くなっています。現在に遊んでもなかなか楽しめますよ。

アーケード版の記事はこちらです。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2006/01/strongstrong_7cfa.html


56_j_201102080035491

●ハイパースポーツ
コナミ 1985年9月27日発売

原作は1984年にアーケード版が発表された「ハイパーオリンピック'84」となっています。
ファミコン版は前作「ハイパーオリンピック」同様、競技が4種目に減らされていますが、移植度はかなり高いものとなっていて、家庭で楽しむには十分だとも云えるでしょう。

前作のようなボタン連打ありきのゲーム内容から、タイミングを重視する競技が中心となっているのが特徴です。これはオペレーターから苦情要望があっての路線変更と見て良いでしょうね。まあ、あれだけ筐体のコントロールパネルが傷付いてしまうゲーム内容では仕方ないですね。また、ボタンは闇雲に連打するよりもRUNボタンを交互にタイミングよく押す方がスピードパワーが上昇するようになっています。

ゲーム内容と競技の選択から地味な作品になってしまった感は否めません。アーケード版も前作ほどのヒット作品とはなりませんでした。
しかし家庭用と云う事を考えると、じっくり腰を落ち着けて楽しめるゲームとして良く出来ています。


57_j_201102080036489

●シティコネクション
ジャレコ 1985年9月27日発売

原作はほぼ同時期に発表されたアーケード版となっていますので、社内で同時開発されていたものだと思われます。

「ヘッドオン(セガ 1979)」を祖にして「パックマン(ナムコ 1980)」に代表されるドットイートタイプのアクション物なのですが、全ての床を塗り潰すルールから、亜流である「クラッシュローラー(アルファ電子 1981)」に近いと云えますね。

横スクロールのジャンプアクションにドットイートのルールを採用したのは面白いのですが、ゲームとしては楽しくない作品に仕上がっています。
ドットイート物のルールとして、1ドットでも食べ残し(塗り残し)があるとクリア出来ない事から、自機に慣性が働くジャンプアクションとの相性はあまり良くないと思われます。

フィールドの端だけドットイートを免除させ、ジャンプ中は地面に触れていなくても通過すればイートしている事にするだけでも随分と印象が変わったのではないでしょうか。
ドットイートタイプのアクションが衰退して行った理由を研究していないが為の不親切であると云えるでしょうね。

BGMがチャイコフスキーのピアノ曲アレンジとなっています。ビデオゲーム黎明期からクラシック音楽や童謡が当たり前のように無断で使われて来ましたが、これはビデオゲームが芸術として認められていなかった事と、商業として小さかったが故の放置恩恵でした。
世界的なファミコンブーム以降は著作権問題を回避する為に、今までのような無断拝借はなくなって行きます。それに伴いゲーム音楽を生業とする作曲家が育って行く事にもなったのです。


58_j_201102080039153

●ルート16ターボ
サン電子 1985年10月4日発売

原作は1981年にアーケード版が発表された「ルート16」となっています。
「ラリーX(ナムコ 1980)」のフォロワー的作品で、レーダーを兼ねた全体マップとキャラクターが大きく描かれたゲーム画面が共通している部分です。

「ラリーX」は1画面内に全体マップとプレイ画面が並列されているのですが、「ルート16」は小部屋に入るとキャラの大きなメイズ画面となり、小部屋を出ると全体マップとアイテムの場所が表示されたレーダー画面へと切り替わります。
これは「ラリーX」のように別画面を同時に表示するプログラム技術がなかったが故の苦肉の策だと感じます。「ラリーX」がファミコンに移植されなかったのも同じ理由だと聞きました。

ファミコン版「ルート16ターボ」はグラフィックスを書き直しただけのアレンジ版と云った印象です。詰まらなくはないものの今更感の漂うゲームであると云えるでしょう。
レーダー画面とメイズ画面の切り替えがもう少しスムーズだったら良かったなと思います。


59_j_201102090707321

●チャレンジャー
ハドソン 1985年10月15日発売

元はMSXのゲームらしいのですが殆ど内容が変わっているので、ファミコンのオリジナル作品と見て良いでしょうね。

この作品もコロコロコミックでの煽り記事が凄まじかった記憶があります。既に免疫が付いていたので騙される気遣いはなかったのですが、横スクロールのジャンプアクション面、全100画面の俯瞰フィールドマップ、洞窟内でのキーワード集め……などなかなか面白そうな内容に思われました。
実際にプレイして見ても「チャレンジャー」と云うタイトル通り冒険に満ち充ちた素晴らしいゲーム内容。コロコロ世代のハートをガッチリ掴む事に成功した好例ですね。

「スーパーマリオブラザーズ」発表以前に開発されていたゲームなので、ジャンプアクション面は旧態依然としていて、現在の基準で見ると少し辛いかなと思います。が、俯瞰フィールドの敵をナイフで倒す効果音は素晴らしい出来映えです。サウンドとゲーム性の関係を研究するには良いテキストになるとも考えます。

|

« My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 13 | Main | My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 15 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/57777/51000478

Listed below are links to weblogs that reference My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 14:

« My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 13 | Main | My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 15 »