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2011/06/21

道草 その2

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●Oblivion

今年の暮れに続編である「The Elder Scrolls V: Skyrim」が発売となる事から新しいPCの購入を考えています。
Oblivionは以前にも遊んでいたのですが、そのあまりの面白さに時間を消費させられる事を剣呑だとしてアンインストールした経緯を持っています。

本作は作り込まれた箱庭世界の中で自由に行動する事が許された、所謂サンドボックス型RPGの代表格とも云える作品です。
基本が西洋ファンタジーRPGであるので、戦闘をメインとしてクエストを消化して行く流れなのですが、無数のサブクエストの他、様々なイベントが用意されており、全クリアするのに200から300時間は必要とされています。

戦闘以外での行動でもキャラクターをレベルアップさせられる事から、戦闘を副次的なものとして扱い草花収集をして錬金術に明け暮れたり、我が家を住み易いようにコーディネートすると云った楽しみ方も可能です。

私が最も好きなプレイスタイルは「お散歩」ですね。ただ街道沿いに歩いて美しい背景を楽しむ。途中、山賊やモンスターに襲われる事もありますが、その時は仕方がないので正義の剣を揮います。遺跡や洞窟を発見したら忍び足を使って極力戦闘をしないようにしてアイテム収集……または闇討ちのみで敵グループを殲滅。こんな感じで遊ぶ人によって様々なプレイスタイルが生まれる融通を具えたゲームとなっています。

戦闘自体もアクションRPGとして及第点以上の楽しさを持っています。
剣と盾を使った肉弾戦。遠距離魔法や弓矢によるFPS的戦闘。召喚魔法を使った敵味方入り交じっての乱戦……戦闘のプレイスタイルもまた好みで自由に決める事が出来ます。

経験値稼ぎが重要なRPGではないものの、自らの行動により好みのステータスを上げて行くシステムは、ちくちくと育成するのが楽しくて止め時が難しく感じられます。

何をしてもどうやっても楽しいと思えるのが「Oblivion」と云う作品の私の評価となっています。

X-BOX360、PS3でも発売されている本作ですが、PC版は有志の作成したmodを導入出来る点で断然優れています。
素のままでは若干使い難いインターフェイスを改良したり、ゲームシステム面でもこのようにしたらもっと面白くなるだろうなと云う部分を、自分好みに改善出来る幅広い融通性は中二病の夢を叶えてくれるようでもあります。
根本的なゲームシステムを大きく変えてしまうmodから、細かなバランス調整を行うmodまで無数に用意されている事から、これ一本で何年でも遊び続けられる事でしょう。

日本では一部のPCゲーマーからしか評価されていない本作ですが、これほど面白いRPGはないと断言出来るほどの傑作となっています。未プレイの方には是非ともお奨めしたいところです。私はこれまでN64版の「ゼルダの伝説」がアクションRPGの最高峰だと信じて疑わなかったのですが、本作の存在がその評価を簡単に覆してしまったほどです。

取り敢えず今年いっぱいは「Oblivion」で遊んで、来年早々にでも「Skyrim」が恙なく動作するPCを新調したいなあと思っているところです。

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