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2011.09.08

My Favorite Game 100 ファミリーコンピュータ編 42

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●プロ野球ファミリースタジアム
ナムコ 1986年12月10日発売

「コンピューターのスポーツゲームがこんなに面白いわけがない」と独りごちてしまうほどのエポックメイキングな作品と云えるでしょう。
野球と云う複雑なルールで成り立つスポーツを、合理的な操作方法に落とし込んだのが本作の画期的な部分です。

とは云っても決して簡単な操作で纏められているのではなく、初見から野球そのものの醍醐味を味わえる訳ではありませんでした。まともな試合を行えるようになる為には、それ相応の鍛錬が必要であり複雑な操作システムを熟知しなければならないのです。

普通であれば諦めてしまってもおかしくないほど難しい操作方法であると云っても良いと思います。しかしゲームの導入部であるバッティングとピッチングが直接的な操作方法となっており、猶且つ高いゲーム性を所持している事から簡単には放擲したくないと思わせます。

そうして複雑な守備、走塁を思う通りこなせるようになると、こちらの方にこそ麻薬的なほど中毒性の高い面白さが隠されている事に気付かされます。
投球と打撃がアクションとしての面白さを喚起させ、守備と走塁にはリアルタイムストラテジー的な楽しさが内包されていると云えば良いでしょうか。

また守備面のシステムには本作ならではの大発明が組み込まれています。
画面外へはみ出してしまった飛球を音の高低とスクロール速度で認識させると云うものです。初心者が本作のシステムで最初に蹉跌する部分ではあるのですが、これこそがファミスタであると云い切っても良いほどの大胆で画期的な施策だったと思います。

容量の少なさが災いして阪急と近鉄、ロッテと日本ハムが合同チームとなっていますが、日本プロ野球12チームを網羅し、ほぼ実名に近い選手が個々のパラメータを持ち登録されている事もファンには堪らない部分でした。

そして対戦プレイの面白さは口や筆では書き表せないほどの素晴らしさを毎試合提供してくれました。これまで以前にあった任天堂のスポーツゲームも素晴らしかった事に疑いを挟めませんが、ファミスタの面白さは別次元とも取れるほどの代物だったと云えるでしょう。これを証拠付けるように本作は売上205万本の大ヒットを記録しています。

現在はコナミの「パワプロ」にスタンダードの座を奪われてしまった感のあるファミスタですが、祖にして革命児である彼の名がこれからも朽ちる事は決して有り得ません。

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