SKYRIM
日本語版発売の12月8日からつい先日まで夢中になって遊んでいました。
「The Elder Scrolls V:SKYRIM」はオープンワールドのシングルプレイ専用RPGとなっており、前作「The Elder Scrolls IV:OBLIVION」から正統進化した傑作に仕上がっています。
ファミ通のクロスレビューで40点満点を獲得したのは置いておくとしても、前作で感じられた洋ゲー臭さは形を潜め、多くの方にお奨めしても差し障りのない面白さを提供していると思います。
まずストーリーに大きな核が存在している部分が大きいですね。前作では何か受動的にお使いさせられていつの間にかクリアしていたと云う感じだったのですが、今回は特殊な出生を背負った主人公が自ら道を切り開いて行くかのように進んで行きます。ここは日本人好みな展開と云えるでしょうね。
個人的には前作ののんびりした雰囲気も好きなのですが、物語に核がある事でメインクエストとサブクエストの違いが明確になった利点もあると思います。
ゲームプレイに関するところでは戦闘が面白くなったのが特筆すべき部分ですね。
私は前作の単調な戦闘が好きだったのですが、今作の適度に改良された戦闘アクションの後ではもう前作を楽しめないような気がします。
しかしアクション自体が激しい訳ではないので、モンハンなどのような楽しさを期待している方にはお奨め出来ません。
どちらかと云うと隠密行動や遠距離射撃をメインにして、敵に近付かれたら軽いアクションの肉弾戦に切り替えると云うシステムだと云えるでしょう。
RPGとしてのキャラクター成長要素がスキル振り分けによって成立しており、これが戦闘を面白くしている部分でもあります。
スキルには特殊な効果を持つものが多くグラフィックスでも表現される事から、感覚的にテクニカルな雰囲気を味わえます。後半に配置されているスキルほど効果が絶大で、ものによっては強力すぎると思われるものの、ゲーム性を高める事に一応成功していると感じられます。
私はダウンロード販売のSteamで日本語版を購入したのですが、字幕翻訳ではない日本語音声版がこれほど素晴らしいものだとは思ってもいませんでした。
当初は英語版を購入して後日、有志の方々が手掛ける日本語化MODが完成し提供されてからプレイしようと考えていたのですが、日本語版を購入して良かったと思っています。
吹き替えの出来映えも決して悪くありませんし、とにかく全ての会話が耳に情報として入って来る事の自然が没入感を提供してくれます。字幕を読む手間が如何にプレイを寸断していたのかを悟ったようでもあります。
最近は日本語音声を入れた海外作品も少しずつ増えてはいるので、このままの流れで進んで欲しいなと切に願っています。
夢中で遊んでいたもののストーリーが気になって、80時間ほどでメインクエストをクリアしました。これは失敗だったと今になって後悔しています。
やはり一度クリアしてしまうとモチベーションが下がってしまうものですね。クリア後もSKYRIM地方をかけた三つ巴の勢力争いと云うストーリーが残されているのですが、少し進ませて見たところ若干ダークな内容になっていたので、ちょっと時間を置いてからサブクエストを片付けて行こうかなと思っています。または新しいキャラを作って2周目もありかな。
唯一不安なのは日本語版のアップデート・パッチが全然上がって来ない事です。これから続々と大小様々なMODが出て来るでしょうから、独自EXEを持つ日本語版は置いてきぼりになる可能性が高いですね。その場合には仕方がないので改めて英語版を導入しようとは考えているのですが。
現在Steamでは$59.99で販売されているSKYRIMですが、今月1月26日に日本でもパッケージ版が発売されます。価格はオープンになっているものの多分倍近い値段になるものと思われます。
Steam認証が必須のゲームとなっているので、購入を予定している方は今のうちにダウンロード購入する事をお奨めします。パッケージ版が発売されると同時にSteamでも値上げするパターンでしょうから本当に今のうちだと思いますよ。
値段が幾らになろうとも絶対に損をしない素晴らしい作品ではあると請け合いますが。
| 固定リンク
| コメント (20)
| トラックバック (0)
最近のコメント