~2019最近遊んだゲーム その14
R-Type Dimensions EX
https://store.steampowered.com/app/928390/
アイレムの名作STG「R-TYPE(1987)」「R-TYPE II(1989)」2作品のコレクターズアイテムです。
R-TYPEほどのメジャータイトルであれば収録本数が少なくても、まあ納得は出来ますね。定価も現在では¥1500なので手頃なものとなっています。
本作の売りはオリジナル移植と3D(2.5D)グラフィックスの追加と言えるでしょう。
3D版は小綺麗すぎてオリジナルの雰囲気をスポイルしている感がありますが、目新しいので悪くはない印象です。ゲーム中でもボタンひとつで2Dと3Dが切り替えられる仕様となっています。
ただ愛のある移植作品ではないと言う感想が拭えません。
キーコンフィグは自由に出来ませんし、面クリア時のテンポをシステム変更で悪くしている。ゲーム内実績の為に新要素を盛り込み完全移植とはなっていない……など色々不備が目立ちます。
オリジナル作品への愛から生まれたものではなく、R-TYPEを題材として扱っただけの商品に見えてしまうのです。
最強装備で始められる部分と残機無制限なのもユーザーフレンドリーと言うよりは、一回通してクリアで「はい終了」となり兼ねない仕様となっています。
悪い印象を与える記事となってしまいましたが、移植度は高くR-TYPEと言う作品を味わうには不備がないパッケージである事も併記します。
Lode Runner Legacy
https://store.steampowered.com/app/628660/
1983年に米ブローダーバンド社から発売された名作アクションパズルのリメイク作品です。「R-Type Dimensions EX」と同じ会社からリリースされています。
こちらもちゃんと作ろうとしている姿勢は感じられるものの、若干ずれているリメイク作と言う印象。昔のままのグラフィックスでは間が持たないし、見向きもされないだろうから取り敢えずポリゴン化して見ました~みたいな。
メインはオリジナルモードだと思うのですが、ポリゴングラフィックス、キャラの大型化、二人同時プレイ、パズルモードの拡充……これって彩京の「ロードランナー・ザ・ディグファイト(2000)」が既に行って失敗しているリメイク方向なんですよ。
ロードランナーの面白さの心髄とは……それが現在に通じるものなのか……もう少しレトロゲームの研究が必要なのではないでしょうか。
とは言っても良く出来たパッケージに間違いはなく、ロードランナーを懐かしみたい方にはオススメ出来るものとなっています。事実、私もオリジナル150面クリアするまでは遊び続けたいと思っています。
ロードランナーについて以前書いた記事です。宜しければ併せてお読みください。
http://babsika.cocolog-nifty.com/okiniiri/2011/02/my-favorite-g-1.html
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