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2021/03/09

A.F.SプロトタイプS.A.F.S

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SF3D現マシーネンクリーガー発表メカ第一弾が「A.F.S」mk.Ⅰとmk.Ⅱでした。HJ誌1982年5月号。ミクロマンの改造作例と言う企画物でしたが、それまで見た事がなかった独特なSFミリタリー風味に驚きました。

とは言えガンプラに夢中だった小学生の私にはピンと来なかったのも正直なところです。HJ誌も立ち読みして格好いいガンプラ作例があれば購入していた程度でしたが、1982年12月号にてS.A.F.Sが発表された事で心を鷲掴みされました。

それまでの常識を覆す卵みた滑らかな曲線を持った人型兵器。シュトラール軍の最強兵器ナッツロッカーを撃破するS.A.F.S軍団のフォトストーリー。本当に刺激的でした。当時の興奮を今でもありありと思い出せるほどです。これはSF3Dファンの多くが共有している思い出ではないかと思います。

以降、SF3D目的で毎月HJ誌を購入する事になりました。
ノイスポッター、ファルケ、ファイアボール、グスタフ、クレーテとシリーズを代表する人気メカが続々と発表されて行きます。毎月25日のHJ誌発売が待ち遠しくて仕方ありませんでした。

そうしてA.F.S mk.Ⅱがプラキット化されます。HJ誌1984年3月号「AFS特集!」で祭りは最高潮に。プロモデラー16名によるA.F.S改造作例は圧巻の一言でした。

次期主力パワードスーツのプロトタイプとなる「アーケロン」と「S.A.F.Sプロトタイプ」はここで作例発表されました。
アーケロンは原作者の横山先生。S.A.F.Sプロトタイプはスターウォーズ作例で有名な佐藤直樹さんが制作。

どちらもA.F.Sキットから比較的簡単に自作出来そうに思えました。あの格好良いプロトタイプ2機種を自分でも作りたい。ファンの多くはそう考えたのではないでしょうか。
ただ模型用のポリパテも殆ど発売されておらず入手も困難な時代でした。パテ革命モリモリはおろかタミヤのエポパテも発売されていなかったと記憶しています。
私はどうにか業務用のポリパテを入手したものの、納得出来るようなプロトタイプは作れませんでした。

時は流れて「アーケロン」はモデルカステンのガレージキットを経て2015年に。「S.A.F.Sプロトタイプ」は2017年にwave社からプラキット化されました。良い時代になったもんだなあと感慨もひとしおです。

 

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A.F.S mk.Ⅰ

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A.F.S mk.Ⅱ

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アーケロン
2008年頃日東A.F.Sから改造した物です。手足はwave製。

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wave製アーケロン

A.F.Sからの流れでボディ部がやや角張っているのが特徴。

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背面ディティール。mk.Ⅰから開発されている事が分かります。

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wave製S.A.F.Sプロトタイプ
間接視認システムがまだ導入されておらず胴体に窓があります。

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背面ダクトがS.A.F.Sに近付いています。

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模型出戻り後に作った日東S.A.F.S。2001年頃。なかなか丁寧に作っていたみたい。

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