ファイアボール・バリエーション
1980年代のSF3D時代から2000年以降のマシーネンクリーガー・シリーズに於いて最も人気のあるメカがファイアボールのバリエーションだと思います。
傭兵軍の地上主力パワードスーツであるS.A.F.Sの宇宙用がファイアボールとなります。
このシンプルで独特なシルエットがS.A.F.Sの特徴で、本機が登場した事でSF3Dの人気は確固としたものになりました。HJ誌1982年12月号
その人気メカに横山先生の手際で大きいバーニヤやタンク、アンテナが付いたのですから格好良くなるのは当然ですね。ホワイト一色の機体も紙面に映えて本当に格好良かった。HJ誌1983年5月号が初出です。
当時は2001年宇宙の旅やスターウォーズの影響で宇宙用と言えばホワイト一色とする記号が存在していました。
画像は模型出戻りした20年ほど前に作ったNITTO社製1/20ファイアボールをレストアしたものとなっています。未塗装状態。
前面から見るとS.A.F.Sと大きく違わないのですが、背面のゴチャメカ感が超カッコイイ。ファイアボールを作る度に当時のワクワクした気持ちが蘇って来ます。
こちらはファイアボールの指揮官タイプで索敵能力と活動時間を向上させた「プラウラー」となっています。NITTO社の再販キットを完成させた物です。
機体前面に取り付けられたオプチカルシーカーと背中のプロペラントタンクが特徴。
初出はHJ誌1984年10月号でファイボールのキットが発売された事による改造作例でした。
そうして時は流れて1999年モデルグラフィックス誌2月号マシーネンクリーガー特集にて、新世代のファイアボールである「スネークアイ」が発表されます。
確かにベースはファイアボールなんだけど全然印象が違う…でも超カッコイイ。これが私の第一印象でした。
すぐさまモデルカステンからガレージキットとして発売される予定だったのですが、原型師の岩井秀さんが納得行くものが作れず2000年8月まで延び延びに。
モデルグラフィックス誌2000年8月号初出の「シーピッグ」です。画像は後にwave社から発売されたプラキットです。未塗装状態。
本来なら7月発売予定だったスネークアイのガレージキットからの改造例として発表されるはずだったものの、スネークアイの発売が遅れた為にフライング掲載となった珍しい例。
スネークアイの指揮官タイプで物々しいデザインが凄くカッコイイ。現在のところファイアボール系の最新機体となっています。
その他にはファイアボールSG、スーパーボールと言うバリエーションが存在します。
トップにある画像が「NEW ファイアボール」でSF3D最終回に登場した機体です。HJ誌1985年12月号で唐突に連載終了してしまい面食らった記憶が残っています。私の模型人生も一旦ここで途切れます。
プラキットはまだ発売されておらず、レインボーエッグさんのガレージキットを作成したものです。
ファイアボールはバリエーションを含めて15機くらい作っているのですが、何回作っても飽き足らない、もっと作りたいと思わせてくれる素晴らしいデザインなんですよねえ。
まだまだ新しいバリエーションが発表される可能性もありますし、再販する度に購入しているので一生を掛けて作り続けられるような気がします。
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