SK362 Pnzer Spahwagenオスカル [25mm Linear Gun type]
2014年にWave社から発売された1/20スケールのプラモデルです。マシーネンクリーガー・シリーズの中でもマイナーな部類のメカですが、レーザー砲を装備したホバークラフト偵察機と言うSF厨二病心をくすぐる魅力的なデザインとなっています。
1984年ホビージャパン2月号が初出なのですが、当時中学生だった私は同連載の中でもパワードスーツ系の直接的な格好良さに魅入られていたので、このオスカルには特に魅力を感じていませんでした。
しかし30年の時を経てフィフティーにAnkleを突っ込んだUncleな私はuncoolだとする前言を撤回しなければならない程に素敵なデザインだと思うようになりました。
年を取ると好みが変わると言うメカニズムの一環とも取れますし30年の間に蓄積された鑑賞眼の賜物だとも思えます。
その間に見た戦車や戦闘機、車両の画像、実際に接して来た本物の機械などからの情報が集積される事で、架空メカの中にも機能美を追求しているのだと考えられます。
そうして見ると横山宏氏のメカデザインは神懸かっています。有り得ないけれども実在しているかのような存在感を演出してくれるのです。
実在の兵器には色気を感じない、ガンダムなどアニメのメカは嘘にしか見えない、新スターウォーズのメカデザイナーであるダグ・チャンが大嫌い……このような層の受け皿としてマシーネンクリーガーは支持されているのだと思います。
誤解しないで欲しいのですが、私はガンプラも作ります。戦車やエアプレーン、F1のプラモも作りますし大好きだと言う事です。
ただ一番好きなのは架空SFでありリアルさ外連味のバランスの取れたマシーネンクリーガーだと言うだけの話です。
でも、同シリーズ内での好悪が前後しようが、この好みだけは中学生時代から30年間変わっていないんですよね。ここまで来たら死ぬまでこのまま変わらないのだろうなと幸せを噛み締めながらプラモを作るのです。
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