P.K.A. Ausf N-1 ニーゼ
シュトラール軍の宇宙用パワードスーツ「フリーゲ」の陸戦型で、次期主力パワードスーツ「メルジーネ」のダウングレード版が「ニーゼ」となります。
まだニーゼのプラキット化の報もなかった2016年にスクラッチビルドし始めました。
ニーゼのオリジナルモデルは横山先生が粗方作っていた物を、原型師の伊原源造さんが譲り受けて完成させました。初出は2006年発行の「横山宏Ma.k.モデリングブック」となっています。
オリジナルモデルはメルジーネを基にして作られているのですが、私はフリーゲの旧キットを芯にして作り始めました。メルジーネのキットは手持ちが少なかったので多少余裕のあるフリーゲにしたと言うのが理由です。これに依り作成の難度が上がってしまいました
こんな感じでパテ等を盛りながら作りました。
ニーゼは胴体以外はP.K.A. Ausf G グスタフの物が使われているのですが、最新機体であるとしてシーカー部やレーザーアームをK型に換装しています。
胴体横が金属っぽく見えるのは、板オモリをディティールラインで結合させて、隙間のないスジ彫りを表現する為です。如何にもプラモっぽいスジ彫りが嫌いなので考えた手法です。
まあまあ上手く行ったかなと思い、後日、下の画像のようにハヤブサの機体全面を同様な手法で作り出しました。未完成。
大体の形出しが終わった段階。左横にあるのが上位機体のメルジーネです。
全然違う機体に見えますが、相違点は胴体真ん中だけだったりします。
更に工作が進んでほぼ完成状態。
設定にはありませんが、風防をサンバイザー式に上げて見た状態。採用は見送ったけれど悪くはないかなと言う印象。
完成したスクラッチ物と2017年にwave社からプラキット化されたニーゼのツーショット。
う~む、随分と違う形状になっているなあ。私の作ったスクラッチ物はちょっと丸々とし過ぎていますね。
(風防が付いていないのは展示会の輸送で壊れてしまった為)
(左手レーザーアームはオリジナルの葉巻レーザーにしています)
横からの比較。こりゃ全然違う。後頭部をなだらかにし過ぎてしまったようです。
キットの方はオリジナルモデルよりも後頭部が立っているので余計そう見えてしまいます。ここにフリーゲから作った弊害が出ているとも言えます。
背面画像。エンジンの位置が下がって見えるのも後頭部が寝ている証拠ですね。
色々と反省する部分は多いのですが、キット化された際に答え合わせが出来るのは、スクラッチビルドした者だけに許されたご褒美でもあります。
まだキット化されていない作りたい機体が沢山あるので、これからも時間の許す限り手を付けて行きたいと思っています。「嬉し恥ずかし答え合わせ」は至福の時間ですよ。
工作完了したキットのニーゼ。超男前です。
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