« ダークソウルシリーズおすすめ順~その2番外編 | トップページ | ダークソウルシリーズおすすめ順~その3 »

2022/12/21

ダークソウルシリーズおすすめ順~その2

Ds01

DARK SOULS

 

エルデンリングの次に遊ぶべき作品の2番目はシリーズの2作目でもある初代ダークソウルとさせていただきます。

 

現在にプレイすると動作がもっさりしていると言う評価を多く見掛けますが、当たらず外れずと言ったところですね。
軽量装備であれば特に気になる事もありませんが、重装備にすると所謂どっすんローリングでかなり重く感じるのは確かです。

 

またキャラクターの動きがリアル寄りに滑らかなので、攻撃ボタンを押してからラグがあるように感じられる部分がそう思わせてしまうのかも知れません。
慣れで気にならなくなるレベルではありますし、大抵の場合は軽ローリング中ローリング装備で進めて行くでしょうから、言われているほどの問題でもないと思います。

 

逆に武器を揮っている感覚は本作がシリーズ中で最も良く出来ていると感じます。エルデンリングやダークソウル3がスピーディーな爽快感だとすれば、粘っこいが故にリアルなゲーム性を持っているとも言えるでしょう。ここがもっさりしているとされる所以のひとつでもあると思います。

 

画面内に於ける自キャラクターの表示比率が高い事も本作の特徴です。エルデンの後で遊ぶとキャラが大きく感じられて驚くかも知れません。近距離攻撃が基本のゲームなのでこのくらいの方が迫力があって良いと個人的には思います。パリィ成功時の迫力も凄いですよ。

 

体力回復の要である「エスト瓶」のシステムが導入されたのも本作からです。(エルデンで言うところの「聖杯瓶」)
これは非常に良く出来たシステムで、セーブポイントである「篝火(祝福)」の場所と絡めて難易度バランスの調整を担っています。

 

武器の強化は前作のデモンズソウルとほぼ同等で、ある程度強化してから派生して行く部分がエルデンリングよりも少し複雑になっています。
本作だけの特徴としては武器盾以外の防具も強化出来るところですね。RPG的な成長要素が多くある事になるので楽しい部分です。

 

レベルアップのシステムも項目が多少違えどシリーズ共通なので安心。
本作とⅡだけ魔法は回数制となっています。エルデンから始めた方には違和感があるかも知れませんが、固有戦技が殆どない本作に於いてはこちらの方が自然ですし見た目もすっきりしています。残り回数が把握出来ている安心感もあります。
よって体力の赤ゲージ、スタミナの緑ゲージ2本のみで青ゲージが存在しない事になります。

 

全ての面に於いて前作のデモンズソウルからアップデートされた本作ですが、シリーズ全作から見ても白眉なのがマップ構成です。

 

スタート時は移動出来る範囲が限られているオープンフィールドと言う体裁なのですが、ゲーム進行と共に行動範囲が広がり、扉やリフトを解放する事でスタート地点などと繋がって行きます。所謂ショートカットですね。
これが全体マップを通して行われる事で、画期的なオープンフィールドが形成されて行くのです。まさしく昨日の今日が明日になる感覚に驚嘆を禁じ得ません。
この感動を味わってもらうだけでも本作をプレイする価値があると思います。

 

難易度は以後の作品をプレイしているならばシリーズ中で最も簡単と言えるかも知れません。ボリューム感も短すぎず長すぎずで丁度良い案配です。

 

現在にプレイするのであれば、経験値であるソウルの増殖バグを使って気軽に遊んで見るのも良いかも知れません。比較的簡単なこのバグ技を使いレベル100くらいまで上げて、好きな武器や魔法を使うのもアリですね。
以後のシリーズと違いそれぞれの武器に固有モーションが多いので、様々な武器で試し斬りするのも楽しいですよ。

 

10年以上前の作品なのでグラフィックに見劣りする部分もあるでしょうが、本作独特の鮮やかな色味やギラギラ光り輝く防具などは一見の価値があります。そしてダークソウルと言う故郷に帰って来たと言う安心感に包まれます。
個人的にはエルデンリングの直後にプレイして欲しいシリーズの根幹を固めた傑作だと思っています。

 

|

« ダークソウルシリーズおすすめ順~その2番外編 | トップページ | ダークソウルシリーズおすすめ順~その3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ダークソウルシリーズおすすめ順~その2番外編 | トップページ | ダークソウルシリーズおすすめ順~その3 »